抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,食べるという行為を風景画への色塗りタスクへ変換することで,健康的な食習慣を促進する行動変容支援システム「eat2pic」を紹介する.eat2picは,箸型センサと2種類のデジタルキャンバスから構成される.「one-meal eat2pic」という小さなキャンバスは,ユーザの食事の食べ方をリアルタイムで認識し,その良し悪しを色の変化で表現するフィードバックを提供する.「one-week eat2pic」という大きなキャンバスは,ユーザが1週間で摂取した食品の色の数をカウントし,その色の多様性を反映するフィードバックを提供する.前者は人々がゆっくりと食事をすることを誘引するために,後者は色バランスの良い食事メニューの選択を奨励するために設計されたものである.本発表では,2つのユーザスタディを通じて,eat2picとのインタラクションの経験を探求した結果を紹介する.実験結果は,eat2picが食習慣に対する内省の機会を提供すると共に,食べる速さやバランスに対する意識を高める可能性を示唆するものである.(著者抄録)