抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・龍涎香(りゅうぜんこう)はマッコウクジラの腸管結石にある天然香料で,主成分は無臭のアンブレインであり,アンブレインから香気物質への変換を追求。
・アンブレインを発酵法で調製し,95%エタノールに溶解してLED照明下で光酸化反応を行い,カラムクロマト法で精製した香気物質をNMR法とX線結晶解析で分析。
・精製した香気物質をX線結晶解析でみると,分子内に不斉炭素原子1個をもつγ-コロナールであり,これは天然の龍涎香に含まれている成分と同一物であると判明。
・人工龍涎香の産業応用において,有効成分を明らかにした物質の品質管理が重要事項であり,今回実施した人工龍涎香成分の構造決定は,今後の香料開発に貢献すると期待。