抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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島弧火山岩のMo同位体組成(δ
98/95Mo)は沈み込み帯におけるスラブ由来流体の起源やスラブの循環を探る指標として注目されている。最近でも背弧火山岩や海洋島玄武岩を対象とした研究[e.g.,1,2]が行われたが,その仕組みは未だ不明瞭である。そこで本研究では西南日本の背弧側に位置する隠岐島後のアルカリ玄武岩を対象にTIMSを用いたダブルスパイク法によってMo同位体組成を決定し,アルカリ火山岩のソースマグマに対するスラブ物質の循環について推定を試みた。隠岐諸島の玄武岩は推定された枯渇マントルの推定値[3]よりも比較的低い値を示した(δ
98/95Mo=-0.30to-0.11,N=4)。これらの特徴的なMo同位体組成は,スラブのリサイクルにより説明できることが先行研究[e.g.,1]で示唆されており,隠岐島後の玄武岩の放射性同位体に枯渇したPb同位体組成や低いCe/Mo比などと併せてスラブのリサイクル成分の寄与を受けた可能性を示す。Reference[1]Willbold and Elliott,2023,EPSL,[2]Cai et al.,2024,Chem.Geol.,[3]McCoy-West et al.,2019,Nat.Geosci.(著者抄録)