抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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魚眼レンズによる全天画像から鳥の検出を行っている.全天画像内における鳥の画像は数画素から十数画素程度と小さく,形状による物体検出手法の適用は困難であるため,鳥の動きによって生じるオプティカルフローを利用した検出を行っている.その際,大きな課題となっているのは,鳥由来のオプティカルフローと風による樹木の動きによる背景のオプティカルフローとの弁別である.鳥由来のフローは狭い範囲から発生し,背景のフローはある程度広い範囲で同時に発生することを利用し,DoG(Difference of Gaussian)による空間的なフィルタリングによる弁別を提案してきたが,必ずしも十分な弁別性能は得られていなかった.一方で,数分程度の動画中に鳥が現れるのは全体でも数秒程度であり,一羽の鳥が現れているのは1秒に満たないことが多い.これに対して,背景のオプティカルフローは,一定の場所で繰り返し発生していると考えられる.そこで,時間方向での平均化フィルタリングを行うことにより,鳥由来のオプティカルフローを除去し,背景のオプティカルフローのみを取り出すことが可能と考えられる.本稿では,DoGフィルタのパラメータ,並びに,時間方向の平均化フィルタによる背景オプティカルフローの弁別手法の効果を検証する.(著者抄録)