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J-GLOBAL ID：200902207946549911   整理番号：08A0132131

スラストディスクを無くしたワイドキャップ長用5軸能動制御型ベアリングレスモータの提案

著者 (6件)： 岩崎悟 (武蔵工大) ,  土井聡史 (武蔵工大) ,  竹本真紹 (武蔵工大) ,  田中康寛 (武蔵工大) ,  千葉明 (東京理大) ,  深尾正
資料名： 電気学会半導体電力変換研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： SPC-08  号： 21-31  ページ： 61-66  発行年： 2008年01月26日 
JST資料番号： Z0921A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ベアリングレスモータをキヤンドモータポンプに適用すると,ロータと一体化したインペラを完全非接触で浮上回転させることができるため,シール(軸封)・軸受・潤滑油などが不要となり,メンテナンスフリーで発塵のないクリーンな液送ポンプを実現できる。しかし,固定子・回転子表面に化学耐性のあるテフロン樹脂などの隔壁が必要であり,ギャップ長が4-5mm以上のワイドギャップ長となり,磁気抵抗増加により軸支持力が不足し安定な磁気浮上回転が困難となる。そこで,ベアリングレスモータにスラスト永久磁石を備えることで,十分な軸支持力を発生し,完全非接触磁気浮上回転が可能な5軸能動制御型の構造を提案した。しかし,スラスト磁気軸受部分の回転子には,径の大きなスラストディスクを用いるため,液体中におけるスラストディスクの周速が速くなり,キャビテーション発生抑制のため,回転速度が制限される問題があった。そこで,本論文では,スラストディスクの無い新たな5軸能動制御型の構造を提案し,三次元有限要素法非線形磁界解析(3D-FEM)によりその有効性を明らかにした。

シソーラス用語： *キャンドポンプ ,  *電動機 ,  *磁気軸受 ,  半径方向推力 ,  永久磁石 ,  軸 ,  支持力 ,  磁気浮上 ,  拡幅 ,  間隙 ,  推力 ,  回転円板 ,  三次元 ,  有限要素法
準シソーラス用語： スラストディスク ,  スラスト永久磁石 ,  ワイドギャップ ,  三次元有限要素法 ,  軸支持力 ,  *ベアリングレスモータ

分類 (2件)： ポンプ,各種揚水装置  (QD05030P) ,  電動機  (NB07030U)

引用文献 (8件)：

• T. Suzuki, A. Chiba, M. A. Rahman, and T. Fukao,“An air-gap-flux-oriented vector controller for stable operation of bearingless induction motors,” IEEE Trans. on Industry Applications, Vol.36, No.4, pp. 1069-1076, July/Aug.2000.
• 大島、宮潭、千秦、中村、深尾=「突極型永久磁石ベアリングレスモータの半径方向力パラメータの同定法」電学論D、Vol.124-D、No.8、pp. 784-791、2004
• M. Takemoto, M. Uyama, A. Chiba, H. Akagi, and T. Fukao,“A Deeply-Buried Permanent Magnet Bearingless Motor with 2-pole Motor Windings and 4-pole Suspension Windings,” in Conf. Rec. of the 2003 IEEE-MS Annual Meeting, Salt Lake City, USA, Oct.2003, pp. 1413-1420.
• T. Satoh, S. Mori, and M. Ohsawa,“Study of induction type bearingless canned motor pump”, in Proc. IPEC-Tokyo 2000, Tokyo, Japan, 2000, pp. 389-394.
• C. Redemann, P. Meuter, A. Ramella, and T. Gempp,“Development and prototype of a 30kW bearingless canned motor pump”, in Proc. IPEC-Tokyo 2000, Tokyo, Japan, 2000, pp. 377-382.

タイトルに関連する用語 (4件)： キャップ ,  能動制御 ,  ベアリングレスモータ ,  提案