文献

J-GLOBAL ID：200902261174393532   整理番号：09A0050464

GPS観測データから見た北アルプス立山における最近の地殻変動

Recent Crustal Movement Inferred from GPS Observation of Mt. Tateyama, Northern Alps, Central Japan

著者 (5件)： 道家涼介 (富山大 大学院理工学教育部) ,  竹内章 (富山大 大学院理工学研究部) ,  安江健一 (富山大 大学院理工学教育部) ,  畠本和也 (富山大 大学院理工学教育部) ,  松浦友紀 (日本GPSソリューションズ)
資料名： 東京大学地震研究所彙報  (東京大学地震研究所い報)
巻： 83  号： 2  ページ： 193-201  発行年： 2008年12月22日 
JST資料番号： S0002A  ISSN： 0040-8972  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 中部地方の山岳域が,日本列島全体から見ると沈降傾向にあるとされているが,GPS観測点の多くは盆地などの低地にあり,標高の高い観測点での動きを知る必要がある。浄土平観測点は山岳高地において1996年から観測されていて貴重なデータの蓄積がある。今回,このデータを解析した結果,1996~2004年の間,GEONET富山観測点に対して3.8±0.6mm/yrで隆起していることが分かった。この変動は,飛騨山脈中軸部の削剥速度から想定されるアイソスタティックな隆起とオーダー的には一致するが,他のデータを加えての慎重な議論が必要であり,観測も継続する必要がある。

シソーラス用語： 観測 ,  観測網 ,  *山岳地 ,  *アイソスタシー ,  地殻変動 ,  *隆起
準シソーラス用語： GEONET ,  *GPS観測 ,  飛騨山脈 ,  *立山

分類 (2件)： 地質構造・テクトニクス  (DE04030Y) ,  測地学  (DC02000X)

タイトルに関連する用語 (4件)： GPS観測 ,  北アルプス ,  立山 ,  地殻変動