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J-GLOBAL ID：201102241626978433   整理番号：11A0882852

海水・食塩水を利用した果樹(ナシ)の落葉促進技術の開発

Development of Defoliation Technology Using Salt Water on Pear Tree

著者 (5件)： 松本辰也 (新潟県農業総合研 園芸研究セ) ,  知野秀次 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  根津潔 (新潟県農業総合研 園芸研究セ) ,  本永尚彦 (新潟県農業総合研 園芸研究セ) ,  児島清秀 (新潟大 大学院自然科学研究科)
資料名： ソルト・サイエンス研究財団助成研究報告集 1 理工学 農学・生物学編  (ソルト・サイエンス研究財団助成研究報告集 1 理工学系・農学・生物学系編)
巻： 2009  ページ： 21-29  発行年： 2011年03月 
JST資料番号： L7131A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ナシ栽培における作業期間拡大のための安価で安全性の高い食塩や海水を利用した落葉促進技術を開発することを目的とし,今回は食塩水の濃度,散布時期,品種による落葉促進効果の違いを明らかにし,また,落葉期前進が樹体に及ぼす影響の解明のために,根や枝に蓄積する炭水化物の主成分であるデンプンを簡易,迅速に測定する方法を検討した。その結果,「新興」では6%食塩水散布の効果が高く,落葉期を2週間程度前進させたが,「ル レクチエ」では落葉促進効果は低く,樹種や品種により効果に差があることが明らかとなった。「豊水」,「新興」ともに収穫後に6%の食塩水を散布すると処理後1~2週間で顕著な落葉を示すことが明らかとなった。「ル レクチエ」の苗木では散布後18~19日で落葉が認められたが,早期の散布ほど落葉促進効果は低かった。また,上位葉よりも下位葉で落葉が促進された。樹体のデンプン測定方法については,従来のフェノール硫酸分析法とミカンの栄養診断に有用とされているヨウ素デンプン比色法(簡易比色法)による測定値の相関は高く,簡易比色法の有効性が確認された。

シソーラス用語： *ナシ ,  *栽培品種 ,  *セイヨウナシ ,  *塩水 ,  海水 ,  *落葉 ,  *散布 ,  *品種 ,  澱粉 ,  *分析
準シソーラス用語： *新興 ,  *ル レクチエ ,  *豊水 ,  食塩水 ,  *落葉促進 ,  *食塩水濃度 ,  *散布時期 ,  *落葉期前進 ,  フェノール硫酸分析法 ,  分析法 ,  *ヨウ素デンプン比色法

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  植物の生理的障害一般  (FC04031L)

タイトルに関連する用語 (7件)： 海水 ,  食塩水 ,  果樹 ,  ナシ ,  落葉 ,  促進 ,  開発