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J-GLOBAL ID：201302238594171870   整理番号：13A0683315

超臨界流体研究開発の最前線 超臨界水中の酸化・分解反応に与える水の影響

著者 (3件)： 林瑠美子 (東大) ,  藤井達也 (産業技術総合研) ,  大島義人 (東大 大学院新領域創成科学研究科)
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 77  号： 4  ページ： 266-268  発行年： 2013年04月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超臨界水が反応に与える影響を検討するためには,水の物性を大幅に変化させた実験をおこなうことが望ましい。このためには,幅広い温度・圧力条件下での実験をおこなう必要がある。水の臨界点は374°C,22.1MPaと高く,超臨界水は腐食性の高い溶媒であるため,35MPa以上での実験は非常に困難であった。近年,装置設計上の工夫により,600°Cまでの高温場においても300MPaの高圧域までの耐圧性能を実現する流通式装置(超高圧装置)が開発され,検討可能な条件が大きく広がった。本稿では,高温高圧水中の反応に対する水の影響の検討について,2つの反応系を例に紹介した。超臨界水酸化反応における水密度の影響,高温高圧水中のギ酸分解反応に対するpHの影響などについて解説した。

シソーラス用語： *超臨界流体 ,  *研究開発 ,  *水中 ,  *酸化 ,  *分解反応 ,  状態 ,  反応系 ,  密度依存性 ,  pH依存性 ,  反応速度定数 ,  反応促進剤 ,  係数 ,  超臨界水 ,  脂肪族カルボン酸 ,  脂肪族アルコール ,  ヒドロキシ化
準シソーラス用語： ヒドロキシル化 ,  感度係数 ,  高温高圧 ,  水酸化

分類 (1件)： 反応工学,反応速度論  (XE01020M)

物質索引 (2件)： ギ酸 ,  メタノール

引用文献 (6件)：

• 野中利之. 化学工学論文集. 2006, 32, 4, 356-362
• FUJII, T. J. Supercrit. Fluids. 2011, 58, 142-149
• HENRIKSON, J. T. J. Phys. Chem. A. 2006, 110, 3627-3632
• BROCK, E. E. Chem. Eng. Sci. 1998, 53, 857-867
• FUJII, T. J. Supercrit. Fluids. 2012, 71, 114-119

タイトルに関連する用語 (7件)： 超臨界流体 ,  研究 ,  開発 ,  超臨界水 ,  酸化 ,  分解反応 ,  水