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J-GLOBAL ID：201502241613895910   整理番号：15A0469306

Evidential Support Logicを用いた調査・解析結果の不確実性評価-隆起速度の算出に関する調査・解析の事例-

An Evaluation of the Uncertainty on the Investigation Results by Using Evidential Support Logic-An Example of an Estimation of Uplift Rate-

著者 (8件)： 中安昭夫 (日本原子力研究開発機構) ,  中安昭夫 (クインテッサジャパン) ,  道家涼介 (日本原子力研究開発機構) ,  道家涼介 (神奈川県温泉地学研) ,  新里忠史 (日本原子力研究開発機構) ,  新里忠史 (日本原子力研究開発機構 福島環境安全セ) ,  卜部厚志 (新潟大 災害復興科研) ,  小野映介 (新潟大 教育)
資料名： 情報地質  (日本情報地質学会誌)
巻： 25  号： 4  ページ： 189-203  発行年： 2014年12月25日 
JST資料番号： L2598A  ISSN： 0388-502X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地形及び地質調査で得られるデータには,種類と程度の異なる複数の不確実性が含まれる。このため,それらデータを利用し構築される地形・地質発達史には,使用データに起因する不確実性が必然的に含まれることとなり,データの不確実性の評価が重要となる。本研究では,地形・地質発達史の復元における主要な入力データである隆起速度の算出結果について,階層分析手法の一つであるEvidential Support Logicを北海道北部の幌延地域における複数の調査事例に適用し,不確実性の発生要因やデータの不確実性の程度を分析した。その結果,隆起速度の算出結果に不確実性をもたらす調査項目を特定し,不確実性の程度を定量的に示すことができた。今後,ESLの分析結果を踏まえた調査項目の設定とデータ品質管理手法を地質環境調査の体系へ組み込むことにより,要求品質に見合う調査データを効率的に取得できると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *隆起 ,  不確実性 ,  評価 ,  *高レベル廃棄物 ,  *地中処分 ,  *安全評価 ,  廃棄物処分施設 ,  変動 ,  海成段丘 ,  速度 ,  北海道 ,  *意思決定支援システム
準シソーラス用語： *地盤変動 ,  隆起速度 ,  幌延町

分類 (2件)： 数理地質学  (DE01020S) ,  放射性廃棄物  (MB05000Y)

引用文献 (13件)：

• Chapman, N. A. and McEwen, T. J.(1993)The application of palaeo hydrogeological information to repository performance assessment. In Paleohydrogeological Methods and Their Applications. Proceedings of an NEA Workshop, Paris, France, 9-11 November 1992, pp.23-35, OECD, Paris.
• Hall, J. W., Blockley, D. I. and Davis, J. P.(1998)Uncertain inference using interval probability theory. International Journal of Approximate Reasoning, vol.19, pp.247-264.
• 幡谷竜太・白井正明(2003)浅海性堆積物のOSL 年代測定.第四紀研究, vol.42,no.5,pp.347-359.
• 小疇 尚・野上道男・小野有五・平川一臣(編)(2003)日本の地形2 北海道.東京大学出版会,359p.
• 小池一之・町田 洋(編)(2001)日本の海成段丘アトラス.東京大学出版会,105p,CD-ROM3 枚,カラー付図2 葉.

タイトルに関連する用語 (5件)： 調査 ,  解析結果 ,  不確実性評価 ,  隆起速度 ,  解析