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J-GLOBAL ID：201702265724077434   整理番号：17A0681799

平成 27 年 9 月関東・東北豪雨鬼怒川災害調査報告

著者 (12件)： 中村太士 (応用生態工学会会長特命鬼怒川災害調査団) ,  中村太士 (北海道大学大学院農学研究院) ,  島谷幸宏 (応用生態工学会会長特命鬼怒川災害調査団) ,  島谷幸宏 (九州大学大学院工学研究院) ,  西廣淳 (応用生態工学会会長特命鬼怒川災害調査団) ,  西廣淳 (東邦大学理学部生命圏環境科学科) ,  大槻順朗 (応用生態工学会会長特命鬼怒川災害調査団) ,  大槻順朗 (東京理科大学理工学部土木工学科) ,  厳島怜 (応用生態工学会会長特命鬼怒川災害調査団) ,  厳島怜 (九州大学持続可能な社会のための決断科学センター) ,  山田浩之 (応用生態工学会会長特命鬼怒川災害調査団) ,  山田浩之 (北海道大学大学院農学研究院)
資料名： 応用生態工学  (Ecology and Civil Engineering)
巻： 19  号： 2  ページ： 259-267(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： L3837A  ISSN： 1344-3755  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成27年9月に発生した関東・東北豪雨に伴う鬼怒川災害発生を受け,応用生態工学会から,専門家(生態学,河川工学,地形学等)による調査団が送られ,調査を行った。本報では初めに,災害の概要,鬼怒川流域の地形の特徴や歴史的変遷について解説した。復旧工事においては本来長期的な生態系機能を有した遊水地や地形の特徴を踏まえた居住地域の設定が望まれる。一方今回の洪水では人的被害や堤防の決壊が生じており,緊急な河川工事が進められることが見込まれる。そのような工事においても,地域の生物多様性や人と自然の関係を損なわない進め方が求められる。具体的には,河道掘削では「たまり」など複雑性のある河川地形を保持すること,ヨシ原を極力保全すること,などが望まれる。

シソーラス用語： 洪水 ,  *水害 ,  河川 ,  *災害調査 ,  *災害復旧 ,  *土木工事 ,  河川改修 ,  河成地形 ,  湿地 ,  草原 ,  生物多様性 ,  地形要素
準シソーラス用語： *豪雨水害 ,  鬼怒川 ,  *河川工事 ,  河川地形 ,  ヨシ原

分類 (2件)： 洪水対策  (RC12040I) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (9件)：

• 常総市(2016) 平成 27 年 9 月関東・東北豪雨による常総市被災状況〈http://www.city.joso.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/13/dai1kai-higaijyoukyou.pdf〉(平成 28 年 2 月 19 日閲覧)
• 国土地理院航空写真(1947 年米軍撮影)〈http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do#1〉(平成 28 年 1 月 29 日閲覧)
• 国土地理院治水地形分類図(更新版)〈http://maps.gsi.go.jp/〉(平成 28 年 1 月 29 日閲覧).
• 国土交通省 水管理・国土保全局 (2016) 平成 27 年 9 月関東・東北豪雨に係る被害及び復旧状況等について(平成 28 年 1 月 29 日 18:00 時点)〈http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000639863.pdf〉(2017 年 1 月 7 日閲覧)
• 内閣府(2016)平成 27 年 9 月関東・東北豪雨による被害状況等について(平成 28 年 2 月 19 日版)

タイトルに関連する用語 (5件)： 月 ,  関東・東北豪雨 ,  鬼怒川 ,  災害調査 ,  報告