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J-GLOBAL ID：201702288806885097   整理番号：17A0378117

窓打ち切り状況下での交代再生過程のパラメータの最尤推定

THE MAXIMUM LIKELIHOOD ESTIMATION OF ALTERNATING RENEWAL PROCESS FROM WINDOW CENSORED DATA

著者 (2件)： 阿部興 (中央大 大学院理工学研究科) ,  鎌倉稔成 (中央大 理工)
資料名： 計算機統計学  (Bulletin of the Computational Statistics of Japan)
巻： 29  号： 2  ページ： 133-146  発行年： 2017年02月11日 
JST資料番号： L1432A  ISSN： 0914-8930  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2つの状態が交互に表れ,再発を繰り返すプロセスは多くの分野で関心が持たれている。イベントが繰り返し生起し,その間隔が独立に同分布に従う場合,その確率過程を再生過程と呼ぶ。本研究では部分的に観測された交代再生過程のパラメータ推定を論じる。信頼性工学の分野では,稼働と休止の2状態を繰り返すシステムは交代再生過程を用いて記述される。このようなシステムの稼働率の指標はアベイラビリティと呼ばれる。我々はアベイラビリティ推定の新しい枠組みを提案する。長期間に渡るプロセスを観測する場合,制限された窓の範囲でしか観測が得られないことがしばしば起こる。この窓による打ち切りのメカニズムに対応した尤度関数を導出し,極限アベイラビリティという量を推定する例を通じて,本手法を評価した。(著者抄録)

シソーラス用語： *確率過程 ,  *アベイラビリティ ,  パラメータ推定 ,  最尤法 ,  確率分布 ,  可観測性 ,  信頼性 ,  稼働率 ,  尤度関数
準シソーラス用語： 最尤推定 ,  信頼性工学

分類 (2件)： システム・制御理論一般  (IA02010H) ,  信頼性  (KB04040H)

引用文献 (15件)：

• Alvarez, E. E. (2006). Maximum likelihood estimation in alternating renewal processes under window censoring. Stochastic Models., 22, 1, 55-76.
• Barlow, R. E. & Preschan, F. (1965). Mathematical Theory of Reliability. Wiley.
• Baxter, L. A. & Li, L. (1994). Non-parametric confidence intervals for the renewal function and the point availability. Scandinavian Journal of Statistics., 21, 3, 277-287.
• Cox, D.R. & Isham, V. (1980). Point processes. Chapman & Hall.
• Crow, L. H. (1988). Reliability growth estimation with missing data - II. Annual RELIABILITY AND MAINTAINABILITY Symposium.

タイトルに関連する用語 (7件)： 窓 ,  打ち切り ,  状況 ,  交代 ,  再生過程 ,  パラメータ ,  最尤推定