文献

J-GLOBAL ID：201802288491561684   整理番号：18A0914849

乾燥を受けたセメント硬化体の気体の移動性状に対する空隙構造と水和物による評価

EVALUATION FOR AIR MASS TRASPORT OF HARDEND CEMENT PASTE DRYING VARIOUS HUMIDITY BY PORE STRUCTURE AND HYDRATION PRODUCT

著者 (4件)： 須田裕哉 (琉球大学 工学部工学科社会基盤デザインコース(〒903-0213沖縄県中頭郡西原町千原1)) ,  河野伊知郎 (豊田工業高等専門学校 環境都市工学科(〒471-8525愛知県豊田市栄生町2-1)) ,  斎藤豪 (新潟大学 工学部建設学科(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)) ,  佐伯竜彦 (新潟大学 工学部建設学科(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050))
資料名： セメント・コンクリート論文集(Web)  (Cement Science and Concrete Technology (Web))
巻： 71  号： 1  ページ： 210-217(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1105A  ISSN： 2187-3313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,セメント硬化体の気体の拡散性状に及ぼす乾燥条件の違いについて,水和物と空隙構造の変化に着目し検討を行った。その結果,各湿度で乾燥させた硬化体の酸素の拡散係数と空隙率の関係は,空隙率が小さい場合,水結合材比や材料によらず同一の関係を示すが,空隙率が大きい場合では高炉スラグ微粉末の置換によって異なる傾向を示した。この傾向を調査する目的で,乾燥後のセメント硬化体の水蒸気吸着等温線を取得し,空隙径分布を評価した結果,乾燥によって10nm以上の粗大な空隙の構造が大きく変化した。さらに気体の移動性状に対して,高湿度では粗大な空隙の影響が支配的であり,低湿度では水和物特性の影響が支配的であることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： 硬化物 ,  乾燥 ,  水和物 ,  細孔構造 ,  拡散係数 ,  空隙率 ,  微粉体 ,  高炉スラグ ,  *細孔径分布 ,  *コンクリート ,  *耐久性 ,  ポルトランドセメント ,  屈曲度 ,  細孔内拡散
準シソーラス用語： セメント硬化体 ,  高炉スラグ微粉末

著者キーワード (12件)： 乾燥湿度 ,  空隙構造 ,  水和物 ,  水蒸気吸着等温線 ,  比表面積 ,  空隙径分布 ,  Drying humidity ,  Pore structure ,  Hydration product ,  Water isotherm adsorption ,  Specific surface area ,  Pore size distribution

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F)

タイトルに関連する用語 (6件)： セメント硬化体 ,  気体 ,  移動性 ,  空隙構造 ,  水和物 ,  評価