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J-GLOBAL ID：202002276858492330   整理番号：20A1807982

M系列変調TDRによる有線ネットワークのインピーダンス不連続点特定の基礎検討

Preliminary Examination of Impedance Discontinuity Detection on Wire Network by Sequence Time Domain Reflectometry

著者 (3件)： 亀山大樹 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  五百旗頭健吾 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  豊田啓孝 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告(Web)  (IEICE Technical Report (Web))
巻： 120  号： 20(EMCJ2020 5-10)  ページ： 15-20 (WEB ONLY)  発行年： 2020年05月08日 
JST資料番号： U2030A  ISSN： 2432-6380  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は,入射パルスとして擬似乱数系列であるM系列で変調したパルスを使用するTDR(M系列変調TDR)を適用することにより,有線ネットワークのインピーダンス不連続点検出の基礎検討を行ったので報告する.特に,有線ネットワーク上の分岐点で発生する多重反射が存在する中で,インピーダンス不連続点の位置検出が可能かを調査した.まず,ノイズ耐性について評価した.1つの分岐点を持つ有線ネットワークを用いて不連続点検出を行い,入射信号と反射信号の相互相関を取るM系列変調TDRを適用することで通常のTDRよりも高いノイズ耐性を示すことを確認した.次に,M系列変調TDRを適用することで線路上にある様々なインピーダンス変化を検出でき,かつ反射信号の形状から抵抗性,誘導性,容量性の区別ができることを示した.最後に,4つの分岐点を持つ有線ネットワークにM系列変調TDRを適用し,有線ネットワーク内でインピーダンス変化があった場合に,そのインピーダンス不連続点の位置を検出できることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *計算機網 ,  *有線伝送 ,  M系列 ,  信号変調 ,  インピーダンス ,  多重反射 ,  雑音安定度
準シソーラス用語： *コンピュータネットワーク ,  ノイズ耐性 ,  相互相関 ,  変調【信号】

分類 (2件)： 計算機網  (JC03000K) ,  有線通信方式・機器  (ND09000H)

引用文献 (4件)：

• P. Smith, C. Furse, and J. Gunther, “Analysis of spread spectrum time domain reflectometry for wire fault location,” IEEE Sensors J., vol. 5, no. 6, pp. 1469-1478, Dec. 2005.
• C. Lo and C. Furse, “Noise-domain reflectometry for locating wiring faults,” IEEE Trans. Electromagn. Compat., vol. 47, no. 1, pp. 97-104, Feb. 2005.
• S. Hu, L. Wang, J. Mao, C. Gao, B. Zhang, and S. Yang, “Synchronous online diagnosis of multiple cable intermittent faults based on chaotic spread spectrum sequence,” IEEE Trans. Ind. Electron., vol. 66, no. 4, pp. 3217-3226, Apr. 2019.
• K. Iokibe, T. Amano, K. Okamoto, and Y. Toyota, “Equivalent Circuit Modeling of Cryptographic Integrated Circuit for Information Security Design,” IEEE Trans. Electromagn. Compat., vol. 55, no. 3, pp. 581-588, Mar. 2013.

タイトルに関連する用語 (7件)： M系列 ,  変調 ,  TDR ,  有線ネットワーク ,  インピーダンス ,  不連続 ,  基礎