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J-GLOBAL ID：202302237085137590   整理番号：23A0154275

CO2を推進剤とした小型ホールスラスタの放電特性

Discharge Characteristics of a Small Hall Thruster Using CO2 Propellant

著者 (3件)： 張科寅 (宇宙航空研究開発機構) ,  渡邊裕樹 (宇宙航空研究開発機構) ,  杵淵紀世志 (名古屋大)
資料名： 宇宙科学技術連合講演会講演集(CD-ROM)  (宇宙科学技術連合講演会(CD-ROM))
巻： 66th  ページ： ROMBUNNO.2K08  発行年： 2022年 
JST資料番号： S0277B  ISSN： 1884-1945  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： CO₂は,低コスト,貯蔵(「ドライアイス」としての低温貯蔵),およびIn-Situ resource utilizationの観点から,有望なホールスラスタ推進剤の候補である。φ1.5m×2mの真空チャンバ内で180-550Wのアノード電力範囲内で,CO₂で推進される小型ホールスラスタの放電特性を調べた。スラスタの放電を維持するには,少なくとも2A程度のアノード電流が必要とわかった。Xe作動とは異なり,スラスタアノード電流の大きさは,アノード電圧と印加磁場強度に非常に敏感であった。放電振動振幅は,試験した全ケースに対してゼロピークで25~60%に低下し,振動振幅のわずかな減少傾向が,放電電力の増加として観察された。これまで,BaO-Wエミッタを有するXeホローカソードが使用され,CO₂耐性カソードの開発は将来の研究のために予約されている。実験結果を報告する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *二酸化炭素 ,  *推薬 ,  *静電エンジン ,  *電流電圧特性 ,  貯蔵 ,  ドライアイス ,  低温 ,  真空容器 ,  アノード ,  装置 ,  放電 ,  キセノン ,  強度 ,  ホロー陰極
準シソーラス用語： *CO2 ,  *Hallスラスタ ,  Xe ,  スラスタ ,  ホローカソード ,  磁場強度 ,  真空チェンバ ,  *推進剤 ,  *放電特性

分類 (1件)： ロケットエンジン  (PB02050J)

引用文献 (11件)：

• V V Zhurin, H R Kaufman and R S Robinson: Physics of closed drift thrusters, Plasma Sources Sci. Technol. 8 (1999) R1-R20.
• 入澤真:国内最大のキセノン製造装置, 大陽日酸技報 No.29, 2010.
• Herman, et.al.: The Application of Advanced Electric Propulsion on the NASA Power and Propulsion Element (PPE), 36th International Electric Propulsion Conference, Vienna, Austria, September 15-20, 2019
• 杵淵, 張, 渡邊, 月崎, 中田:電気推進における In-Situ Resource Utilizationと水素・ドライアイスの推進剤利用, 第66回宇宙科学技術連合講演会, 熊本, 2022.
• 畑井, 渡邊,張,松永,大川,長田:共通推薬を用いる化学/電気統合型推進系に関する予備検討, 第66回宇宙科学技術連合講演会, 熊本, 2022.

タイトルに関連する用語 (4件)： CO2 ,  推進剤 ,  ホールスラスタ ,  放電特性