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J-GLOBAL ID:200902200738902808   整理番号:09A0210279

種々のアルカリ性試薬での2種類の都市固形廃棄物焼却炉飛散灰の洗浄実験に於ける塩化物の挙動

Chloride Behavior in Washing Experiments of Two Kinds of Municipal Solid Waste Incinerator Fly Ash with Different Alkaline Reagents
著者 (6件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 139-147  発行年: 2009年02月 
JST資料番号: H0011B  ISSN: 1096-2247  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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焼却炉から排出されるガス中の飛散灰をセメント産業での原料として再使用するために,ガス中の酸性化合物をアルカリ性試薬で中和する洗浄実験を行った。実験では,酸性ガス処理のために,アルカリ性試薬として,水酸化カルシウム(Ca(OH)2)および重炭酸ナトリウム(NaHCO3)を個別に注入して,バッグフィルターに集められた2種類の飛散灰(各々,CaFAおよびNaFAとする)を使用して,X線吸収端構造(XANES)およびX線回折(XRD)により,洗浄実験での塩化物挙動を調べた。その結果,全塩化物,不溶性塩化物およびCaCl2の残留は,CaFAよりもNaFAに於ける方が少ないので,セメント用原料として飛散灰を再使用するには,酸性ガスの中和に,アルカリ性試薬としてCa(OH)2よりもNaHCO3を使用する方が望ましい。また,XANESとXRDを組み合わせて行う分析方法は,飛散灰中の塩化物の形態分析および洗浄実験での残留物の分析に有用である。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境汚染一般  ,  大気汚染一般  ,  産業排ガス処理  ,  資源回収利用 

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