抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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転動音に対する評価を行うためには,車輪踏面やレール頭頂面上に存在する凹凸を測定することが必要である。本報では,車輪とレールの凹凸分布に関する測定を行い,転動音との関係を調べた。1)凹凸分布測定と測定結果,2)車輪・レール凹凸と転動音,について述べた。車輪・レールの凹凸は走行踏面に対して,局所的に存在する0.1~100μm程度の表面振幅である。転動音の主成分となる周波数範囲は500~2000Hzであり,列車速度が50~120km/hの場合,これに対応する波長範囲は,7~70mm程度である。測定の結果,車輪・レールの凹凸分布のばらつきの範囲は,±5dB程度であった。車輪・レール凹凸と転動音の関係を調べるために現車試験を行った。試験結果を解析したところ,転動音の大きさを決定する主な要因は,車輪・レール面の凹凸状態であると考えられる。