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J-GLOBAL ID:200902201218214115   整理番号:08A0878036

組織生存力が失われる間のネズミの脳での光散乱とチトクロームc酸化酵素の低減による光吸収の変化の同時計測

Simultaneous measurement of changes in light absorption due to the reduction of cytochrome c oxidase and light scattering in rat brains during loss of tissue viability
著者 (6件):
資料名:
巻: 47  号: 22  ページ: 4164  発行年: 2008年08月01日 
JST資料番号: B0026B  ISSN: 1559-128X  CODEN: APOPAI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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食塩液インフュージョンによる急速血液除去で作られるネズミの大域的虚血性脳において,代謝的活性度および細胞や細胞小器官の形態的特性,すなわち光散乱に関係する固有光信号(IOS)を同時に計測した。チトクロームc酸化酵素(CcO)でのヘムaa3とCuAのレドックス変化の影響を主に受けるIOSを検出するために,605nmと830nmの多波長拡散反射を利用した。散乱信号を測るために,吸収変化に最も非敏感な波長,すなわち約620nmを用いた。測定から,血液クリアランスの直後でヘムaa3が低減するため吸収が増大し,その後光散乱の大きなトリフェイジック変化が起こり,この間にCuAの低減により吸収が減少することが分かった。トリフェイジック散乱変化により,散乱信号が5.2±1.5%(n=5)ほど増加したが,光散乱の増大は605nmと830nmの反射率強度変化と大きく相関することが分かった。細胞の形態的変化はヘムaa3とCuAの低減と相関することを示唆した。トリフェイジック散乱変化後の組織の組織学的解析では核および形骸細胞に変化がなかったが,電顕観察ではミトコンドリアの歪みが拡大し,樹状突起が拡大することが分かった。これらの所見は,CcOと散乱信号のレドックス変化に関係する吸収信号を同時計測することは,脳での組織生存力のモニタに有用であることを示唆していた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
光学的測定とその装置一般  ,  生体計測 

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