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J-GLOBAL ID:200902201386448415   整理番号:09A0804712

サンゴ共生複合体 新しい評価に対するビタミンB12を通した仮説

Coral symbiotic complex: Hypothesis through vitamin B12 for a new evaluation
著者 (7件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 1-11  発行年: 2009年06月 
JST資料番号: L7293A  ISSN: 1883-0838  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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歴史的に,造礁サンゴは,動物の宿主である分類群Cnidarianに属するサンゴと,褐虫藻としても知られる光合成生物である渦鞭毛虫類Symbiodinium spp.共生系と定義されてきた。環境水中における低い栄養濃度を使っての高い総生産力とサンゴ礁の安定性,およびそれらの水中での素早い再利用,はサンゴ-藻類の共生系の効率で説明されてきた。いくつかの研究がサンゴと緊密に共同しているバクテリアの存在を報告してきたにもかかわらず,宿主および褐虫藻との間の関係のメカニズムは,まだ明らかにされていない。本研究では,サンゴの中の腔腸内バクテリアの,サンゴ共生複合体の構成者としての重要性に対する証拠を,新しい手法を用いて示した。バクテリア,サンゴ,ビタミンB12を必要とする褐虫藻の間の,共生関係を明らかにする化学的道具として原核生物によってのみ生産されるビタミンB12が選ばれた。新しいサンプリング法を用いて,生きているサンゴの腔腸内では,高ビタミンB12濃度(環境水中の最大20pmol/lに比較して700pmol/lまでの)および高いバクテリア豊度(環境水中の100倍より多い)が見出された。この結果は,原核生物は,サンゴの中で直接起こっているビタミンB12生産などのような,内部過程の駆動者であり,半閉鎖的な系を形作っているという仮説を導いた。さらに,共生的複合体のほとんどの維持は,サンゴ外部からの供給によるものよりも,内部過程によるものである。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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異種生物間相互作用 
引用文献 (39件):
  • Bertrand E, Saito M (2007) Vitamin B12 and iron colimitation of phytoplankton growth in the Ross sea. Limnol Oceanogr 52: 1079-1093
  • Bourne D (2005) Microbiological assessment of a disease outbreak on corals from Magnetic Island (Great Barrier Reef, Australia). Coral Reefs 24: 304-312
  • Bourne D, Munn C (2005) Diversity of bacteria associated with the coral Pocillopora damicornis. Environ Microbiol 7: 1162-1174
  • Burkholder P (1973) The ecology of marine antibiotics and coral reefs. In: Jones OA, Endean R (eds) Biology and geology of coral reefs, vol.2, Biol. 1. Academic Press, New. York, pp 117-182
  • Carlucci A, Bowes PM (1972) Determination of vitamin B12, thiamine, and biotin in lake Tahoe waters using modified marine bioassay techniques. Limnol Oceanogr 17: 774-777
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