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J-GLOBAL ID：200902201895610426   整理番号：08A0513464

鉄欠乏応答要素2を認識する新規のNAC転写因子IDEF2は植物での鉄恒常性に関与する遺伝子群を調節する

A Novel NAC Transcription Factor, IDEF2, That Recognizes the Iron Deficiency-responsive Element 2 Regulates the Genes Involved in Iron Homeostasis in Plants

著者 (9件)： OGO Yuko (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  KOBAYASHI Takanori (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  NAKANISHI ITAI Reiko (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  NAKANISHI Hiromi (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  KAKEI Yusuke (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  TAKAHASHI Michiko (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  TOKI Seiichi (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  MORI Satoshi (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  NISHIZAWA Naoko K. (Univ. Tokyo, Tokyo)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 283  号： 19  ページ： 13407-13417  発行年： 2008年05月09日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植物は鉄欠乏で鉄利用系の遺伝子群を誘導する。その機構を解析した。イネとオオムギで酵母ワンハイブリッド法により鉄欠乏応答要素2(IDE2)に結合する新規転写因子IDEF2を同定した。この因子はNAC転写因子ファミリーに属し新規のヌクレオチド配列CA(A/C)G(T/C)(T/C/A)(T/C/A)を認識した。IDEF2の転写物はイネの根と葉で恒常的に発現していた。siRNAやキメラリプレッサー遺伝子サイレンシング法で発現を低下すると,鉄恒常性が異常になり,鉄欠乏で誘導される遺伝子の数種の発現が抑制された。それらの遺伝子群のプロモーター領域にはIDEF2結合配列があった。実際にその中の一つであるFe(II)-ニコチンアミド輸送体遺伝子OsYSL2のプロモーターにIDEF2が結合した。したがって,IDEF2が鉄欠乏応答遺伝子群の発現を調節することが示された。

シソーラス用語： イネ ,  オオムギ ,  プロモーター領域 ,  ヌクレオチド配列 ,  *転写因子 ,  DNA結合タンパク質 ,  *鉄欠乏 ,  膜タンパク質 ,  ニコチンアミドヌクレオチド ,  鉄 ,  生体輸送 ,  遺伝子発現 ,  siRNA ,  遺伝子サイレンシング
準シソーラス用語： IDE2 ,  *IDEF2 ,  輸送体 ,  OsYSL2

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  物質の代謝  (EH02050Q)

タイトルに関連する用語 (8件)： 鉄欠乏 ,  応答要素 ,  NAC転写因子 ,  植物 ,  鉄 ,  恒常性 ,  遺伝子 ,  調節