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J-GLOBAL ID：200902202769430494   整理番号：09A0306927

泳者の手を模擬した三次元振動翼まわりの渦の挙動と非定常流体力

Relationship between Unsteady Fluid Force and Vortex Behavior around a Discoid Airfoil Simulating a Hand of Swimmer

著者 (3件)： 長谷川裕晃 (秋田大 工学資源) ,  渡辺純 (筑波大 大学院) ,  松内一雄 (筑波大 大学院システム情報工学研究科)
資料名： ながれ  (日本流体力学会誌)
巻： 28  号： 1  ページ： 45-54  発行年： 2009年02月25日 
JST資料番号： Y0082A  ISSN： 0286-3154  CODEN： NRRGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水泳の泳者の手に働く力を準定常状態として求めると,実際の力に比べ過小評価となる。つまり,泳者の手の動きは明らかに非定常で,推進における非定常流体力の影響を考慮せざるを得ない。本研究では,泳者の手の大きさを模擬した円盤翼模型を振動させ,模型に作用する力と模型まわりの流れ場の測定を風洞試験で実施した。特に,非定常流体力は渦の挙動と密接に関係し,渦により流れ場に運動量を生成し力を得ていることが期待できるため,模型各姿勢での渦の挙動を詳細に調べた。模型端から放出される渦は,無次元周波数の影響を顕著に受ける。無次元周波数が高くなると,模型端で渦が塊となり放出され模型後方で大きなスケールの渦が存在することになる。(著者抄録)

シソーラス用語： 物体の周りの流れ ,  *振動翼 ,  三次元翼 ,  *渦 ,  *非定常流 ,  揚力 ,  抗力 ,  縦揺れ ,  粒子画像流速測定 ,  水泳 ,  風洞試験
準シソーラス用語： ピッチング

分類 (1件)： 航空機の空気力学  (QK02010T)

引用文献 (12件)：

• 高木英樹. 人はどこまで速く泳げるのか. 2002
• SCHLEIHAUF, R. E. Three-Dimensional Analysis of Hand Propulsion in the Sprint Front Crawl Stroke. Biomechanics and Medicine in Swimming. 1983, III, 173-184
• TOUSSAINT, H. M. Pumped-up Propulsion during Front Crawl Swimming. Medicine and Science in Sports and Exercise. 2002, 34, 2, 314-319
• SANDERS, R. H. Hydrodynamic Characteristics of a Swimmer's Hand. Journal of Applied Biomechanics. 1999, 15, 70-109
• BERGER, M. A. M. Hydrodynamic Drag and Lift Forces on Human Hand/Arm Models. J. Biomechanics. 1995, 28, 2, 125-133

タイトルに関連する用語 (7件)： 手 ,  振動翼 ,  まわり ,  渦 ,  挙動 ,  非定常 ,  流体力