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J-GLOBAL ID：200902204028199844   整理番号：08A1133274

骨材除去後の廃コンクリート微粉末からの素材分離

MATERIAL SEPARATION OF WASTE CONCRETE FINE POWDER

著者 (6件)： 竹本喜昭 (清水建設 技研) ,  橋田浩 (清水建設 技研) ,  黒田泰弘 (清水建設 技研) ,  榎本尚也 (九大 大学院工学研究院) ,  赤津隆 (東京工大 応用セラミックス研) ,  田中享二 (東京工大 建築物理研究セ)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 633  ページ： 1891-1898  発行年： 2008年11月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 多量の廃コンクリート微粉末を,一旦,酸によって分解・処理を行うことによって,含有しているカルシウムやケイ素などの他,酸に溶解しない骨材の屑などの素材をそれぞれに分離する検討を行った。その結果,以下の結論を得た。1)廃コンクリート微粉末に含まれる素材を,不溶残分,ケイ酸,鉄とアルミニウムの不純物,及び炭酸カルシウムに分離するプロセスを作成した。2)分離プロセスの効率や,使用する試薬と最後に残る溶液の量を比較することによって,塩酸濃度と投入する廃コンクリート微粉末のバランスの良い組合せを見出した。3)バランスが良いとした塩酸濃度と廃コンクリート微粉末の組合せにおいては,攪拌時間は5分間で十分であることが分かった。

シソーラス用語： *コンクリート ,  *微粉体 ,  *廃物利用 ,  分離 ,  廃棄物 ,  塩酸 ,  濃度依存性 ,  撹拌 ,  時間依存性 ,  二酸化炭素 ,  炭酸カルシウム ,  物質収支 ,  溶解 ,  中性化 ,  炭酸化 ,  沈殿物 ,  ゲル ,  アンモニア ,  溶解度 ,  X線回折分析 ,  ケイ酸
準シソーラス用語： マテリアルバランス ,  中和

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (6件)：

• 内山伸. 加熱すりもみ処理したコンクリート微粉末に関する研究 (その1 微粉末の製造条件および基本特性). 第47回日本学術会議材料研究連合講演会, 2003. 2003, 261-262
• 勝山泰郎. 廃コンクリート微粉末からの炭酸カルシウム生成による二酸化炭素排出削減技術の開発. 東京大学大学院新領域創成科学研究科修士論文. 2004
• 山田興一. アルカリ土類金属を利用した新規CO2炭酸塩固定化システムの開発. 2006
• 江藤良弘. 現場で役立つ無機排水処理技術. 2005
• 安江任. バテライトの合成と形態制御. 石膏と石灰. 1993, 247, 63-72

タイトルに関連する用語 (4件)： 骨材 ,  廃コンクリート ,  微粉末 ,  素材