抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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08年5月12日発生のぶん川地震に関して中国大ダム会議と国際大ダム会議は3月30日から4月3日までの5日間,北京及び成都でセミナーを開き,合わせて被災地の現地調査を行った。当報告は地震及び被災状況の概括,その後の現地調査結果を報告したものである。紫坪浦ダム(堤高156m,貯水容量11億m
3,CFRD)については堤体が76cm沈下,60cm水平移動したが浸透量の変化はなかった。ゲート操作室は大きく損傷したが他に大きな被害はなく,設計PGAを0.26gから0.392gに変更した。その他,沙牌ダム(堤高130m,貯水容量180万m
3,RCCアーチダム),福堂ダム(堤高31m,重力式ダム),映秀湾発電所(堤高21.4m,重力式ダム),大平駒水力発電所の報告を行った。ダム本体の被害はいずれも小さかったが,流量制御施設は地震後の下流安全上の重要施設となる反面,地すべり・落石による被害を受けやすいことが教訓となった。