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J-GLOBAL ID：200902204253802401   整理番号：08A0364272

高CO₂濃度環境下で生育させた落葉広葉樹の木部構造の変化

著者 (9件)： 渡辺陽子 (北大 FSC) ,  若林啓太 (東京農工大 農) ,  船田良 (東京農工大 農) ,  北岡哲 (森林総合研) ,  里村多香美 (北大 FSC) ,  江口則和 (北大 大学院) ,  佐藤冬樹 (北大 FSC) ,  笹賀一郎 (北大 FSC) ,  小池孝良 (北大 大学院)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 58th  ページ： ROMBUNNO.A19-1115  発行年： 2008年 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大気中CO₂濃度増加が生じている現在,森林樹木は光合成作用により大気中CO₂を長時間樹体内に蓄積させる機能,すなわちCO₂シンクとしての役割を期待されている。特に,樹幹の木部構造はそのCO₂シンク機能に影響すると考えられるが,高CO₂濃度環境下において木部構造が変化するかどうか,依然として知見が少ないのが現状である。本研究では,野外でCO₂付加を行って5年間生育させた落葉広葉樹2種(ハリギリ,シラカンバ)の木部構造について,特に道管に注目して分析を行った。ハリギリでは,統計的な有意差はみられなかったが,平均道管面積が増加傾向にあった。一方,シラカンバでは,平均道管面積は変わらないが,道管数が減少傾向にあった。高CO₂濃度環境下では,木部構造は顕著ではないが,僅かながら変化する可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 木部 ,  ウコギ科 ,  シラカンバ ,  *道管 ,  *二酸化炭素 ,  地球温暖化 ,  切片法 ,  *広葉樹
準シソーラス用語： ハリギリ ,  *落葉広葉樹

分類 (2件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  植物に対する影響  (EE04030Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： CO2濃度 ,  環境 ,  生育 ,  落葉広葉樹 ,  木部