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J-GLOBAL ID：200902204432483718   整理番号：08A0872770

化学兵器薬剤の関連化合物を含む米及び土壌中のヒ素のスペシエーション

Arsenic Speciation in Rice and Soil Containing Related Compounds of Chemical Warfare Agents

著者 (6件)： BABA Koji (National Inst. Agro-Environmental Sci., Ibaraki, JPN) ,  ARAO Tomohito (National Inst. Agro-Environmental Sci., Ibaraki, JPN) ,  MAEJIMA Yuji (National Inst. Agro-Environmental Sci., Ibaraki, JPN) ,  WATANABE Eiki (Government of Japan, Tokyo, JPN) ,  EUN Heesoo (National Inst. Agro-Environmental Sci., Ibaraki, JPN) ,  ISHIZAKA Masumi (National Inst. Agro-Environmental Sci., Ibaraki, JPN)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 80  号： 15  ページ： 5768-5775  発行年： 2008年08月01日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 米及び土壌に含まれる化学兵器関連の芳香族ヒ素化合物 ジフェニルアルシン酸,フェニルアルソン酸,メチルフェニルアルシン酸(MPAA),ジメチルフェニルアルシンオキシド(DMPAO)及びメチルジフェニルアルシンオキシド(MDPAO)のスペシエーション法を開発した。米,稲藁及び土壌からのヒ素化合物の抽出に68%硝酸が良好な効率を示した。5種の有機ヒ素化合物を傾斜溶離の逆相クロマトグラフィー(C₁₈カラム)によって分離したのち,膜による脱溶媒系と組み合わせた誘導結合プラズマ質量分析によって定量した。汚染土壌には無機ヒ素化合物のほかに5種類の芳香族ヒ素化合物が含まれていた。ポット試験後の稲藁には主としてDMPAO,MDPAO及び無機ヒ素が含まれていた。米粒は主としてMPAA(1.17±0.04μgAs/kg)を含み,ヒトが摂取したMPAAno毒性評価が必要なことが分った。根から取込まれた土壌ヒ素各成分量および稲藁から穀粒への移行量はlogK_OWの計算値と相関したが,無機ヒ素では他の因子が支配的であった。

シソーラス用語： 逆相HPLC ,  傾斜溶離法 ,  米 ,  スペシエーション ,  *LC-MS分析 ,  ICP-MS分析 ,  酸処理 ,  溶媒抽出 ,  *土壌成分 ,  汚染物質 ,  土壌汚染 ,  稲藁 ,  *有機ヒ素化合物 ,  食品汚染 ,  膜濾過 ,  化学兵器 ,  硝酸 ,  生体内分布 ,  *イネ ,  分配係数 ,  芳香族化合物 ,  有機ヒ素酸
準シソーラス用語： ジフェニルアルシン酸 ,  ジメチルフェニルアルシンオキシド ,  メチルジフェニルアルシンオキシド ,  メチルフェニルアルシン酸

分類 (2件)： その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  各種分析法一般  (CC08010X)

物質索引 (5件)： ジフェニルアルシン酸 ,  ジメチルフェニルアルシンオキシド ,  フェニルアルソン酸 ,  メチルジフェニルアルシンオキシド ,  メチルフェニルアルシン酸

タイトルに関連する用語 (6件)： 化学兵器薬剤 ,  関連化合物 ,  米 ,  土壌 ,  ヒ素 ,  スペシエーション