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J-GLOBAL ID：200902205289764707   整理番号：09A0673665

プロモータ中の不安定なタンデム反復は転写進化可能性を与える

Unstable Tandem Repeats in Promoters Confer Transcriptional Evolvability

著者 (8件)： VINCES Marcelo D. (Harvard Univ., MA, USA) ,  VINCES Marcelo D. (Katholieke Universiteit Leuven (K.U. Leuven), Heverlee, BEL) ,  LEGENDRE Matthieu (Harvard Univ., MA, USA) ,  LEGENDRE Matthieu (Univ. Mediterranee Parc Scientifique de Luminy, Marseille, FRA) ,  CALDARA Marina (Harvard Univ., MA, USA) ,  HAGIHARA Masaki (Osaka Univ., Ibaraki, JPN) ,  VERSTREPEN Kevin J. (Harvard Univ., MA, USA) ,  VERSTREPEN Kevin J. (Katholieke Universiteit Leuven (K.U. Leuven), Heverlee, BEL)
資料名： Science  (Science)
巻： 324  号： 5931  ページ： 1213-1216  発行年： 2009年05月29日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ゲノムのほとんどの領域に対して,反復DNA配列は変異を起こしやすい傾向がある。本研究では,Saccharomyces cerevisiaeのゲノム中でタンデム反復の検索を行い,遺伝子の上流のヌクレオソーム無しの領域(プロモータ領域)が反復配列内で濃縮されていることを明らかにした。全遺伝子プロモータの25%がタンデム反復配列を含有しており,これらの反復含有プロモータにより駆動される遺伝子は,有意に高率の転写多様性を示した。反復長の変動は発現や局所的ヌクレオソーム位置決定に影響していた。以上の結果は,タンデム反復が,局所的なクロマチン構造に影響することで遺伝子発現を調節して進化を促進するかもしれない,プロモータ中の可変要素であることを示す。

シソーラス用語： *DNA【核酸】 ,  *反復配列 ,  *転写【遺伝】 ,  分子進化 ,  *プロモーター領域 ,  突然変異 ,  クロマチン ,  Saccharomyces cerevisiae ,  *ヌクレオチド配列
準シソーラス用語： *タンデム反復 ,  遺伝的多様性

分類 (1件)： 遺伝子の構造と化学  (EC02020U)

タイトルに関連する用語 (5件)： プロモータ ,  タンデム反復 ,  転写 ,  進化 ,  可能性