文献

J-GLOBAL ID：200902205521500622   整理番号：08A0558011

多層カーボンナノチューブプローブチップを用いた疎水性-親水性パターン形成した表面の付着力イメージにおけるはっきりした化学コントラスト

Distinct Chemical Contrast in Adhesion Force Images of Hydrophobic-Hydrophilic Patterned Surfaces Using Multiwalled Carbon Nanotube Probe Tips

著者 (5件)： AZEHARA Hiroaki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  KASANUMA Yuka (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  IDE Koichiro (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  HIDAKA Kishio (Hitachi, Ltd., Ibaraki, JPN) ,  TOKUMOTO Hiroshi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 47  号： 5 Issue 1  ページ： 3594-3599  発行年： 2008年05月25日 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： AFM用の大直径のカーボンナノチューブプローブチップ(CNTチップ)の作製法,CNTチップのチップエンド化学,およびミクロコンタクトプリント法により作製したパターン形成した疎水性および親水性の自己集合した単分子層に関する外界雰囲気中の付着力イメージングの研究から引き出されたそれらの長所を調べた。リン酸塩緩衝溶液における力滴定測定は,CNTチップがその末端にカルボキシル基を保持していることを明らかにする。付着力イメージングでは,窒化ケイ素チップを用いた場合と比較してパターン形成した表面に対してはっきりとした化学コントラストが得られる。このはっきりしたコントラストの起源を,カルボキシル基により特徴づけられるチップエンド化学とCNTの内因的な疎水性性質のためにチップ-試料界面まわりでの引き起こされる水のキャピラリー力の可能な弱体化を用いて検討した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *多層カーボンナノチューブ ,  パターン形成 ,  *原子間力顕微鏡 ,  *半導体チップ ,  *印刷 ,  単分子層 ,  疎水性 ,  親水性 ,  自己組織化 ,  *コントラスト ,  *界面張力
準シソーラス用語： チップ【IC】 ,  *マイクロコンタクトプリント

分類 (1件)： 電子顕微鏡,イオン顕微鏡  (BD02050B)

引用文献 (38件)：

• H. Dai, J. H. Hafner, A. G. Rinzler, D. T. Colbert, and E. Smalley: Nature 384(1996) 147.
• S. S. Wong, E. Joselevich, A. T. Woolley, C. L. Cheung, and C. M. Lieber: Nature 394(1998) 52.
• J. H. Hafner, C. L. Cheung, and C. M. Lieber: J. Am. Chem. Soc. 121(1999) 9750.
• H. Nishijima, S. Kamo, S. Akita, Y. Nakayama, K. I. Hohmura, S. H. Yoshimura, and K. Takeyasu: Appl. Phys. Lett. 74(1999) 4061.
• T. Larsen, K. Moloni, F. Flack, M. A. Eriksson, M. G. Lagally, and C. T. Black: Appl. Phys. Lett. 80(2002) 1996.

タイトルに関連する用語 (9件)： 多層カーボンナノチューブ ,  プローブチップ ,  疎水性 ,  親水性 ,  パターン形成 ,  付着力 ,  イメージ ,  化学 ,  コントラスト