抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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結晶シリコン系太陽電池に受光面電極を形成する際,電極パターンの形状に合わせて電極溝を作製することが太陽電池の高効率化には有効である。また,電極溝表面のn型層に高濃度のリン拡散などで電極を形成することで,エミッタ構造にすることにより,キャリア再結合を抑制して太陽電池の高性能化を図ることができる。そこで,シリコン太陽電池表面の電極溝作製に沿面放電プラズマを適用することを提案した。本手法においては,直角の角を持つガラス誘電体により,金属電極の一方を被覆することで,ガラス誘電体側面に局所化した沿面放電プラズマを一様に生成することに成功した。本研究により,大気圧以上の高気圧沿面放電プラズマによるエッチングは,太陽電池用単結晶シリコン基板表面における受光面電極用電極溝の作製に有効であることが明らかとなった。また,幅の細い電極溝を作製するためには,高い放電維持電圧で短時間のエッチングが有効であった。