抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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サイエンスマップは,科学研究のダイナミックスを定期的に観測することを目的に,科学技術政策研究所において行われた調査である。マッピングの対象を研究領域としている点が特徴であり,研究領域の内容分析については,外部の専門家に依頼して行った。また,研究領域相関マップを用いて科学全体を俯瞰し,マップ上の研究領域の妥当性,過去10年前と比べて新たな研究領域が現れたかなどについて聞き取り調査を行った。サイエンスマップ2004とサイエンスマップ2006の比較分析や専門家へのインタビューから,科学研究は2年の期間においても着実に変化しつつあることが確認され,そのポイントを,生命科学系,植物科学研究,臨床医学,科学合成,ナノサイエンス,物性研究,素粒子・宇宙論についてまとめた。サイエンスマップから見える学際的・分野融合的研究,科学研究における日本の存在感についても明示し,今後の展開として,定期的な科学の観測,サイエンスマップと他の情報とのリンケージ,サイエンスとテクノロジーのリンク,サイエンスマップの議論の場としての活用を挙げている。