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J-GLOBAL ID：200902206631625257   整理番号：08A0812252

ウェイクチャンネルのダストの動力学

Dust Dynamics in Wake Channel

著者 (4件)： KOJIMA C. (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  KUBOTA J. (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  TASHIMA Y. (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN) ,  ISHIHARA O. (Yokohama National Univ., Yokohama, JPN)
資料名： 日本マイクログラビティ応用学会誌  (JASMA)
巻： 25  号： 3  ページ： 353-356  発行年： 2008年 
JST資料番号： L2202A  ISSN： 0915-3616  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： プラズマ中のダスト粒子は,宇宙空間,実験室の双方において広く調査されている。そして,荷電ダスト粒子とバックグラウンドプラズマとの相互作用によって,ダスト粒子を伴うプラズマを複合プラズマと呼ぶ。また,全ての境界付近では,プラズマがその電荷中性を失い,この領域をシースと呼ぶ。このシース中のイオンストリームに沿ったダスト粒子の背後には,ウェイク・ポテンシャルが形成される。更に,ダスト対の形成は,2つのダスト粒子のフォノン交換の結果と考えられる。本稿では,ダスト粒子を使用して,シースの特性について調査した。そして,プラズマ中の負電荷を帯びたダスト粒子は,シースの下方へと移動し,そして重力に抗して上方へ移動することを観測した。更に,ダスト粒子の軌跡の解析によりポテンシャルを調査するため,単一ダスト粒子を使用した。そして,シースに注入された2つのダスト粒子が相互作用し,イオン流に沿って,ダスト対を鉛直の形成することを観測した。また,下方の粒子は,イオン流の上部粒子が齎すウェイクポテンシャルに捕捉された。更に,一対のダスト粒子が,ウェイクチャンネルの重力に抗して互いの上方に移動することも観測された。

シソーラス用語： *微粒子プラズマ ,  *宇宙空間 ,  動力学 ,  *ウエイクポテンシャル ,  重力
準シソーラス用語： *ダストプラズマ ,  ウェイク場

分類 (1件)： プラズマ相互作用一般  (BJ02031O)

引用文献 (12件)：

• ISHIHARA, O. J. Physics D. 2007, 40, R121
• NAMBU, M. Phys. Lett., A. 1995, 203, 40
• VLADIMIROV, S. V. Phys. Plasmas. 1996, 3, 444
• ISHIHARA, O. Phys. Plasmas. 1997, 4, 69
• ISHIHARA, O. Phys. Rev. E. 1998, 57, 3392

タイトルに関連する用語 (2件)： ダスト ,  動力学