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J-GLOBAL ID：200902206955305816   整理番号：08A0826186

海洋短波レーダによる自己完結型の吹送流推定システムの提案

著者 (2件)： 渡辺一也 (港湾空港技研 津波防災研究セ) ,  富田孝史 (港湾空港技研 津波防災研究セ)
資料名： 海洋開発論文集  (Annual Journal of Civil Engineering in the Ocean, JSCE)
巻： 24  ページ： 861-866  発行年： 2008年06月25日 
JST資料番号： L0321A  ISSN： 0912-7348  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海洋短波レーダから得られる波高,周期により海上風を推定し,吹送流の推定を行う自己完結型のシステムについて検討した。Sverdrup-Munk-Bretschneider(SMB)法を用いて海上風を推定し,バルク係数を用いて吹送流を推定した。NOWPHASにより計測された新潟沖の波高・周期と海上風速データを用いて検討した結果,波高・周期の情報のみで吹送流の推定が可能であることが示された。今後の課題として,うねりの影響を含むデータを除く必要があること,バルク係数としてどの値を使用するかの詳細な検討が必要であること,などを指摘した。

シソーラス用語： 短波 ,  音波レーダ ,  *吹送流 ,  波高 ,  *海上風 ,  新潟県 ,  周期

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  海洋の構造・力学・循環  (DC06030G)

引用文献 (13件)：

• 1) Weimin Huang, Gill, E. Wu, S., Wen B., Yang, Z. and Hou. J.: Measuring Surface Wind Direction by Monostatic HF ground-Wave Radar at the Eastern China Sea, IEEE Journal of Oceanic Engineering, Vol. 29, No. 4, pp.1032-1037, 2004.
• 2) 渡辺一也・富田孝史: 海洋短波レーダによる津波観測の実現に向けた吹送流成分の除去手法の検討, 海洋開発論文集, 第23巻, pp.1129-1134, 2007.
• 3) Large, W.G., and S. Pond.: Sensible and latent heat flux measurements over the ocean., J. Phys. Oceanogr., 12, 464-482., 1982
• 4) 本多忠夫・光易恒: 水面に及ぼす風の作用に関する実験的研究, 海岸工学論文集, 第27巻, pp.90-93, 1980.
• 5) Van Dorn, W.G.: Wind Stress on an Artificial Pond, J. Mar. Res., 12, pp.249-276, 1953.

タイトルに関連する用語 (5件)： 海洋短波レーダ ,  自己 ,  吹送流 ,  推定システム ,  提案