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J-GLOBAL ID：200902207771849399   整理番号：09A0475747

重力下の硬球結晶における積層欠陥の消失

Disappearance of a Stacking Fault in Hard-Sphere Crystals under Gravity

著者 (3件)： MORI Atsushi (Univ. Tokushima, Tokushima, JPN) ,  SUZUKI Yoshihisa (Univ. Tokushima, Tokushima, JPN) ,  MATSUO Shigeki (Univ. Tokushima, Tokushima, JPN)
資料名： Progress of Theoretical Physics. Supplement  (Progress of Theoretical Physics. Supplement)
号： 178  ページ： 33-40  発行年： 2009年04月24日 
JST資料番号： Z0965A  ISSN： 0375-9687  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論分の第1部で,重力下の硬球結晶における内在積層欠陥の消失機構に関する概観を与えた。この消失は著者達がモンテカルロシミュレーションにより最近発見したものである[A.Mori等,J.Chem.Phys. Vol.124(2006),p.17450;Mol.Phys. Vol.105(2007),p.1377]。面心立方(001)積層の場合,斜め方向に走る内在積層欠陥は,積層欠陥の下端におけるShockley部分転位の滑走を通じて縮むことを観測した。以前のシミュレーションの,周期境界条件(PBC)を採用したことや面心立方(001)積層を小PBC箱から歪により実現したことといった,短所や近似を解決するために,無限系に対する弾性歪エネルギー計算と重力下のピラミッド形穴内の硬球系に対してモンテカルロ・シミュレーション結果を与えた。特に後者の図形は既に実験により試験されている[S.Matsuo等,Appl.Phys.Lett. Vol.82(2003),p.4238]。型板としてピラミッド形穴を用いる利点と,ここで記述した機構の実現可能性を実証した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *積層欠陥 ,  *金属結晶 ,  重力依存性 ,  FCC金属 ,  転位【結晶】 ,  *計算機シミュレーション ,  歪エネルギー ,  境界条件
準シソーラス用語： モンテカルロシミュレーション ,  弾性歪

分類 (2件)： 金属の結晶構造  (BK06000V) ,  数値計算  (JE02000J)

引用文献 (24件)：

• WOOD, W. W. J. Chem. Phys. 1957, 27, 1207
• ALDER, B. J. J. Chem. Phys. 1957, 27, 1208
• HOOVER, W. G. J. Chem. Phys. 1968, 49, 3609
• DAVIDCHACK, R. L. J. Chem. Phys. 1998, 108, 9452
• MORI, A. Phys. Rev. E. 1995, 51, R3831

タイトルに関連する用語 (3件)： 重力 ,  結晶 ,  積層欠陥