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J-GLOBAL ID：200902209358856312   整理番号：09A1273656

フランスに於ける文化財建造物の防犯・防災に関する研究-内部専門組織を活用した安全計画のさらなる総合化-

A STUDY ON THE CRIME AND DISASTER PREVENTION MEASURES FOR HISTORIC MONUMENTS IN FRANCE-Enhancement of comprehensiveness of security program owing to a professional internal body-

著者 (5件)： 鳥海基樹 (首都大学東京 大学院) ,  後藤治 (工学院大 工) ,  村上正浩 (工学院大 工) ,  大橋竜太 (東京家政学院大) ,  関沢愛 (東大 大学院)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 646  ページ： 2731-2737  発行年： 2009年12月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フランスに於ける文化財建造物の防犯・防災に関する研究の一環で,フランス文化・コミュニケーション省(以下,文化省)における内部専門組織(安全担当組織)による安全計画のさらなる制度化について考察し,分析の結果,以下の知見を得た。1)動産・不動産文化財の防犯・防災に関する専門的・横断的支援組織が建築・文化財内部に設置され,政策立案・関係者間調整・現地指導などを行う。2)公有文化財建造物を対象に,その内部に存在する動産文化財の盗難や破壊に対する安全確保マニュアルの策定と,現実的対応として手配対策やデータベース化が確立され違法流通を監視している。3)大聖堂の工事時の防水,異目的使用時の条件明細書策定及び複数年安全レベルの向上計画策定を促す内規が策定されている。4)文化財の監査を的確な対応を取る契機にしたり,大規模修復工事を安全設備整備の機会にする現実的対応の必要性。

シソーラス用語： 歴史的建造物 ,  文化 ,  *文化財保護 ,  *防犯 ,  事例研究 ,  フランス共和国 ,  実態調査 ,  資料調査 ,  現地調査 ,  宗教建築 ,  *災害対策
準シソーラス用語： *防災対策 ,  カンペール大聖堂 ,  ナント大聖堂 ,  文化財 ,  *文化財建造物 ,  聞き取り調査

分類 (2件)： 建築物の維持・管理  (RB01020X) ,  各種建築物一般  (RB05010O)

タイトルに関連する用語 (10件)： フランス ,  文化財 ,  建造物 ,  防犯 ,  防災 ,  研究 ,  組織 ,  活用 ,  安全計画 ,  総合