文献
J-GLOBAL ID:200902209459732754   整理番号:08A0447639

ネワール族の住まいにおける人びとの行動と空間認識から見いだされる空間概念-ネパール・カトマンドゥ盆地のコカナとブンガマティの場合-

A STUDY ON THE SPATIAL CONCEPT OF NEWAR PEOPLE AS DEFINED BY THEIR WAY OF SPATIAL RECOGNITION AND BEHAVIOR IN THEIR DWELLING LIFE-In the case of Khokana village and Bungamati village in Kathmandu valley, Nepal-
著者 (3件):
資料名:
号: 627  ページ: 939-946  発行年: 2008年05月30日 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
標記の盆地に居住するネワール族の住まいを構成する空間的な秩序を追究した。ネワール族の標記村での調査から,事例的に以下の結果を得た。1)ネワール族にとり,炊事調理,食事,住まいの神礼拝は宗教的行為で,空間的および時間的に浄な状態(汚れていない状態)が保たれるべき,との観念をもつ。2)月経になる,なった女性ないしその女性の触れたものに触る,不可触民との接触ないしその触れたものに触る,人の出産,人の死などによって汚れ,中間の浄性のレベルから不浄な浄性のレベルに移行する,と考えられる。3)対象とする住まいとその周辺は,浄,中間,不浄という浄性のレベルでの人びとの行動に対応した三つの領域に分かれる。その第一は,浄な浄性レベルの者が宗教的行為を行う領域であり,第二は,中間の浄性レベルの者が存在し,不浄な浄性レベルの者の存在を許す領域であり,第三は,主要な出入ロから外部の領域で,不浄な浄性になった者が存在し,下位のジャートの人びとが存在する領域である。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
住宅建築,農村建築,城  ,  住居地域計画一般 
引用文献 (6件):
  • 1) 梅原猛:東アジア文明の語るもの 反時代的密語,朝日新聞朝刊,2004.07.20
  • 2) 三瓶清朝:浄と不浄-インド文化の儀礼的汚れの信仰について-,民俗学研究,40-3,pp.205-226,1975.12
  • 3) 谷内麻里子・塩谷壽翁:ダイ・ルー族の住まいにおける空間認識と行動から見いだされる空間概念 シップソーンバンナー(西双版納)のバーン・ロン(曼龍)の場合,日本建築学会計画系論文集 第568号,pp.9-16,2003.6 など。
  • 4) 日本建築学会に公表されたものに限ってみれば、小畑亙平:カトマンズ盆地パクタプルに居住するネワール族の事例 ネパールにおける伝統的住居の空間構成に関する研究 その2,日本建築学会大会学術講演梗概集 E-2,pp.489-490,2001.9 などがある。
  • 5) 2)に同じ。
もっと見る

前のページに戻る