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J-GLOBAL ID:200902209936900907   整理番号:08A1127390

CPT1B遺伝子とCHKB遺伝子の間に位置する多型がナルコレプシーの発症と関連している

Variant between CPT1B and CHKB associated with susceptibility to narcolepsy
著者 (23件):
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巻: 40  号: 11  ページ: 1324-1328  発行年: 2008年11月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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居眠り,情動脱力発作,急速眼球運動(レム)睡眠異常を特徴とする睡眠障害であるナルコレプシー(ハイポクレチン欠損)は,HLA-DRB1*1501(M17378)とHLA-DQB1*0602(M20432)に強く関連している。HLA領域以外に位置する感受性遺伝子が存在する可能性も高い。私たちは500K SNPマイクロアレイを用い,日本人222人のナルコレプシー罹患者と389人の対照群についてゲノムワイド関連解析を行うとともに,159人の日本人罹患者と190人の対照群で追試を行った。さらに424人の韓国人,785人のヨーロッパ系アメリカ人,184人のアフリカ系アメリカ人でも追試を行った。その結果,CPT1B遺伝子とCHKB遺伝子の間に位置するSNP,rs5770917がナルコレプシーに関連しており,日本人では〔rs5770917[C],オッズ比(OR)=1.79,P=4.4x10-7〕,他の集団では(OR=1.40,P=0.02)であった。定量的なリアルタイムPCRにより,C対立遺伝子をもつ人の白血球中ではCPT1B遺伝子とCHKB遺伝子の発現が減少していることが示され,このことより,CPT1B遺伝子あるいはCHKB遺伝子の発現の調節にかかわる領域の多型がナルコレプシーと関連することが示唆された。CPT1Bはレム睡眠中のシータ波の調節にかかわる経路であるβ酸化反応を調節しており,またCHKBはレムや覚醒を調節する神経伝達物質であるアセチルコリンの前駆体となるコリンの代謝にかかわる酵素であることから,これらの2つの遺伝子が有望な候補であると考えられる。Copyright Nature Publishing Group 2008
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