抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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海流は,海水があたかも大河川のように一定の幅をもって一定の向きに流れる現象であり,海流の大規模な変動は,海流の物理法則と実際の海洋観測データを組み合わせる事によって数値的に予測可能である。海洋研究開発機構では,2001年12月から数値海流予測実験を行っており,北太平洋の高解像度数値海流予測システムJCOPEを開発して,13年ぶりに発生した2004年夏の黒潮大蛇行の予測に成功した。本予測システムの結果は実験開始以来,様々な観測データを用いて検証されている。海流予測情報を船舶航行の支援に用いる例として,黒潮などの強い海流の流軸を把握し,船舶航行の際の追い流れとして活用することが考えられる。最近の新しい知見である異常波浪の予測可能性についても紹介した。