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J-GLOBAL ID：200902210705035179   整理番号：08A0755478

津軽海峡内におけるカマイルカの出現時期の変化

著者 (4件)： 北村志乃 (北大) ,  栗原縁 (北大) ,  柴田泰宙 (北大) ,  松石隆 (北大 大学院水産科学研究院)
資料名： 日本セトロジー研究  (Japan Cetology)
号： 18  ページ： 13-16  発行年： 2008年06月14日 
JST資料番号： L3044A  ISSN： 1881-3445  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カマイルカは春に津軽海峡に来遊し,一年のうちで4月,5月に最も多く観察される。本研究では2003年5月から2007年8月までのフェリーからの鯨類目視調査記録を分析し,津軽海峡のカマイルカの来遊時期の経年変化を検討した。カマイルカの来遊時期は2003年から2007年まで年々早くなっていた。カマイルカの来遊時期に影響を及ぼすと考えられる,津軽海峡の水温や,餌となるカタクチイワシの来遊時期を検討した結果,これらはカマイルカの来遊時期と関係が示唆され,従来の研究結果を支持した。(著者抄録)

シソーラス用語： *イルカ ,  海峡 ,  生物移動 ,  年変化 ,  海洋調査 ,  海水温 ,  季節的変動 ,  天然餌料 ,  生息環境 ,  *カマイルカ ,  津軽海峡
準シソーラス用語： Lagenorhynchus obliquidens

分類 (1件)： 個体群生態学  (EE03030S)

引用文献 (7件)：

• 粕谷俊雄 (1980) イルカの生活史. アニマ, 8(9): 13-23.
• Fitch, J. E., and Brownell, R. L.(1968) Fish Otoliths in Cetacean Stomachs and their importance in interpreting feeding habits. J. fish. res. bd Can., 25: 2561-2574.
• 河村章人・中野秀樹・田中博之・佐藤理夫・藤瀬良弘・西田清徳 (1983) 青函連絡船による津軽海峡のイルカ目視観察. 鯨研通信, 351-352: 29-52
• 柴田泰宙・片平浩孝・篠原沙和子・鈴木初美・岡田佑太・上田茉利・鵜山貴史・飯塚慧・松石隆 (2007) 津軽海峡内におけるカマイルカの季節的・地理的分布について. 日本セトロジー研究, 17: 11-14
• 青森県水産総合研究センター増養殖研究所 (2003-2007) 海況情報, 410-641.

タイトルに関連する用語 (2件)： 津軽海峡 ,  カマイルカ