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J-GLOBAL ID：200902210784386798   整理番号：09A0418497

コーカサスにおける乳加工体系-グルジア・アルメニアの農牧民の事例を通して-

Milk processing system in Caucasia~From case studies of the agro-pastoralists in Georgia and Armenia~

著者 (1件)： 平田昌弘 (帯広畜産大)
資料名： ミルクサイエンス  (Milk Science)
巻： 58  号： 1  ページ： 1-14  発行年： 2009年04月10日 
JST資料番号： F0966A  ISSN： 1343-0289  CODEN： MISAFD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コーカサスにおける乳加工体系とその歴史を知るために,グルジアとアルメニアの農牧民9所帯をインタビュー調査した。コーカサスにおいて,搾乳した生乳は,凝固剤使用系列群,発酵乳系列群及びクリーム分離系列群の3つの乳加工系列群によって加工処理される。コーカサスにおける乳加工技術は西アジアの乳加工技術を土台にしている可能性が高い。そして冷涼な気候のために,クリーム分離系列群が発達し,酸乳加工と凝乳酵素によるチーズ加工技術が発達した。

シソーラス用語： アルメニア共和国 ,  *乳加工 ,  酸乳飲料 ,  チーズ【食品】 ,  クリーム ,  凝乳酵素 ,  生乳 ,  ジョージア【国】 ,  *コーカサス地方 ,  農業従事者 ,  清涼飲料
準シソーラス用語： *カフカス地方 ,  農民 ,  グルジア ,  *コーカサス

分類 (1件)： 乳製品  (FJ12023U)

引用文献 (13件)：

• 三宅 裕:「The Walking Account: 歩く預金口座--西アジアにおける家畜と乳製品の開発」常木晃編『食糧生産社会の考古学』, 朝倉書店, pp. 50-71(1999)
• 平田昌弘:「アジア大陸における乳文化圏と発酵乳加工発達史」石毛直道編著『世界の発酵乳』, はる書房, pp. 174-197(2008)
• 中尾佐助:『料理の起源』, 日本放送出版協会 (1972)
• 北川誠一, 前田強毅, 廣瀬陽子, 吉村貴之編著:『コーカサスを知るための60章』, 明石書店 (2006)
• 国立天文台編:「気象」『理科年表』, 丸善, pp. 289-373(1997)

タイトルに関連する用語 (5件)： コーカサス ,  乳加工 ,  体系 ,  グルジア ,  アルメニア