抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄道総研では,慣性測定法に正矢法の演算を組合わせた慣性正矢法を用いた軌道検測装置の開発を進めてきた。今回,九州新幹線営業車での軌道検測を実現するため,確認車搭載型の軌道検測装置を作成し,2006年10月より耐久性確認試験を実施している。1)慣性正矢法の検測原理,2)九州新幹線慣性正矢軌道検測装置の開発,について記述した。慣性正矢法は,慣性測定法の欠点である低周波の2回積分演算が発散する現象,あるいはそれを防止するためのフィルタ処理により,波形がひずむ現象を波形処理時に正矢法の検測特性を組み合わせることで解決したものである。耐久性確認試験開始から,約2年間が経過し,約35800kmの測定を実施したが,検測精度の低下はまだ確認されていない。