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J-GLOBAL ID:200902211076657249   整理番号:08A0941019

ニューロ2A細胞におけるメチルグリオキサール誘導アポトーシスに対するフェノール酸類の細胞保護効果

Cytoprotective effects of phenolic acids on methylglyoxal-induced apoptosis in Neuro-2A cells
著者 (4件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 940-949  発行年: 2008年08月 
JST資料番号: H0535A  ISSN: 1613-4125  CODEN: MNFRCV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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グリコシル化過程の中で,メチルグリオキサールは反応性のジカルボニル化合物で,解糖系の中間体である。グリコシル化は蛋白質の翻訳後修飾の一過程で,還元糖が非酵素的にメイラード反応として蛋白質のアミノ基と反応する。メチルグリオキサールは糖尿病の実験モデルでは,血中又は組織中で高い濃度で存在する。本研究の目的は,糖尿病性神経障害過程におけるフェノール酸類(クロロゲン酸,シリンガ酸,バニリン酸)のメチルグリオキサルに誘導されたニューロ2A細胞のアポトーシスに対する生物学的影響を調べ,フェノール酸類の内のどれに細胞保護効果があり,糖尿病性合併症に貢献するかを理解することであった。その結果,メチルグリオキサル処理はニューロ2A細胞でカスパーゼ-3蛋白質発現を有意に刺激し,フェノール酸類はカスパーゼ-3蛋白質を顕著に阻害した。メチルグリオキサルは,糖尿病性神経障害の過程にあって,神経細胞にとって細胞障害性があった。メチルグリオキサルは,神経細胞のアポトーシス,カスパーゼ-3の活性化,ポリポリメラーゼの開裂を誘発した。一方,フェノール酸類に,メチルグリオキサルが誘導した神経細胞のアポトーシスに対し,細胞保護的効果があることは,糖尿病性神経障害合併症の予防に対し,フェノール酸類が潜在的可能性を持っていると考えられた。
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分類 (3件):
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動物生理一般  ,  代謝異常・栄養性疾患一般  ,  予防医学一般 
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