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J-GLOBAL ID:200902211422228589   整理番号:09A0478080

アンド土における堆肥施用および冬季被覆作物栽培下のリンの利用可能性と土壌の生物的活性

Phosphorus availability and soil biological activity in an Andosol under compost application and winter cover cropping
著者 (5件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 86-95  発行年: 2009年06月 
JST資料番号: W0756A  ISSN: 0929-1393  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アンド土において,作物のリン利用の可能性は主に土壌吸着および降水過程によって制限されるが,有機物を施用することによってリンの無機化が促進され,リンの利用性が改善される。ここでは,福島県のSilandicアンド土圃場において,ウシ糞尿堆肥の施用(0,61,122,183kg/ha)と被覆作物残渣(ナタネ,ライ麦)施用を行うことによる,ダイズでのリンの利用性改善を,2005~2007年に調べた。被覆作物は冬期間に栽培し,堆肥施用の2週間前に土壌に鋤き込んだ。ダイズの開花期にリンの利用性を調べた結果,堆肥施用区,ライ麦鋤込み区および堆肥+ライ麦区でリン吸収が改善された。Bray-2土壌リン(易溶性リンおよび脱着性リン)は堆肥施用区でのみ増大した。リンの無機化を表す土壌のホスファターゼ活性および微生物性リンは,堆肥およびライ麦の処理で向上した。ナタネ処理は土壌のリンパラメータにほとんど影響しなかった。土壌の線虫コミュニティ構造は,分解過程を含む土壌条件の指標として評価された。堆肥施用は活性線虫を増大し,特に真菌類を摂食する線虫類密度を高め,土壌中の真菌類の消耗が進捗した。堆肥施用区と比べて被覆作物処理区では,活性線虫類の増大は明確でなく,ライ麦処理区では,細菌摂食性線虫類のみが確実に増加した。土壌線虫類のコミュニティ組成およびリンパラメータの様々な変化から,ライ麦処理は,ダイズにおけるリンの利用性に対し堆肥施用とは異なった影響を及ぼした。土壌中の主要な植物摂食者のPratylenchidae密度は,堆肥およびライ麦処理区で減少したが,ナタネ処理区では増加した。Pratylenchidaeの摂食活動はダイズの根伸長を阻害し,その結果としてリンの利用性が低下した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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土壌管理  ,  施肥法・肥効 

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