抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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小型衛星の軌道遷移のための推進システムへの応用を想定したカスケード多段衝突噴流(CAMUI)方式による固体推薬の後退速度を実験的に調べた。本法では,流量流束をパラメータとして従来型及び本方式燃料の燃料後退特性を比較し,本方式の有利さの実証を図った。推進剤には,固体燃料にポリエチレンを用い,酸化剤には液体酸素を用いた。燃料外径は,従来型で69mm及び本方式で70mm,2個のポートの孔径は15,17及び20mmである。試験装置,供試燃焼器,試験法及び測定法について述べた。本方式では,3段構造を用いた。試験結果を,ポート出口及び入口における燃料後退速度の燃料流量流束の変化で示した。試験結果から次の結論を述べた。本方式では,段数を増すことにより段ごとの境界相が更新され,同燃焼形態のポートにおいても従来型より高い燃料後退速度が得られる。衝突面の影響を受ける段では,前端面及び後端面で従来型よりきわめて大きい後退速度が得られた。