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J-GLOBAL ID:200902212081575621   整理番号:09A0159672

カナダ北西部,Acasta片麻岩中のHadean地殻の再食:ジルコンの原位置Lu-Hf同位体分析からの証明

Reworking of Hadean crust in the Acasta gneisses, northwestern Canada: Evidence from in-situ Lu-Hf isotope analysis of zircon
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巻: 259  号: 3-4  ページ: 230-239  発行年: 2009年02月25日 
JST資料番号: A0081A  ISSN: 0009-2541  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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カナダ北西部のAcasta片麻岩コンプレックスは初期始生代正片麻岩から構成されており,有名な地球最古の岩石(3.94-4.03Ga)を含んでいる。前報のジルコン地球年代学的研究では最古の岩石中には4.2Gaまでの年代のジルコン外来結晶が存在することを明らかにした。これは初期始生代花崗岩様の起源がHadean地殻(>4.03Ga)を含んでいることを示している。本報では初期始生代Archean Acasta片麻岩から採取したジルコン粒子のLu-Hf組成を決定してこれらの花崗岩様の形成に及ぼすHaden地殻の影響度を評価した。Lu-Hf同位体分析にはその場レーザー・アブレージョン・誘導結合プラズマ質量分光分析と粒子内部構造の陰極ルミネセンス像を組み合わせた。2個の推定3.59Gaの花崗岩様は-2.4±2.2と-3.2±2.5のεHf(T)を示しており,これは花崗岩様の起源が3.8Gaに遡るマントルから由来していることを示していた。これは3.9Gaまでの年代の多量のジルコン外来結晶の存在と一致した。3.73Gaの花崗岩様のHf同位体組成は著しく放射性を欠いており,εHf(T)は-6.1±2.5であった。これは花崗岩様が非常に古い地殻の再溶融によって形成されたことを示していた。2個の最古の岩石,推定3.97Gaの石英閃緑岩,のεHf(T)はそれぞれ-1.2±3.3と-3.3±1.7で,これは有名な最古の花崗岩様であっても最古の地殻物質の再食を含んでいることを示していた。これらの結果から,Haden地殻は初期始生代Acasta花崗岩様の一部の起源に貢献していることがわかる。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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同位体地質学 

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