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J-GLOBAL ID：200902212292321723   整理番号：09A0062614

地下鉄駅の空間構成等を考慮した放送内容が初期避難行動に及ぼす影響

EFFECT OF WORDING OF FIRE WARNING ANNOUNCEMENTS CONSIDERING SPATIAL FEATURES IN SUBWAY STATIONS ON EVACUATION BEHAVIOR

著者 (3件)： 大野隆造 (東京工大 大学院総合理工学研究科) ,  田巻秀和 (オリックス) ,  添田昌志 (東京工大 大学院総合理工学研究科)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 635  ページ： 59-65  発行年： 2009年01月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地下鉄駅の空間構成等を考慮した放送内容が初期避難行動に及ぼす影響について検討した。地下鉄駅構内とその周辺の5箇所で,避難方向指示を「含まない放送」と「含む放送」による実験を行なった。その結果,危険な場所を知らせた場合の範囲の認識に対する個人差などから円滑な避難行動が制限される可能性が示唆された。すなわち,1)避難行動の指示を含まない火災報知の場合,その場所に至るまでの行動履歴が避難方向決定に影響すること,視認できる上り階段が最も選択され,出口サインがあることが選択理由となる。2)方向指示を含む放送内容として,どれが避難しやすいかは被験者により異なり,一般的な差異は認められない。

シソーラス用語： 地下鉄道 ,  *空間構成 ,  *視認 ,  火災
準シソーラス用語： 危険場所 ,  行動履歴 ,  地下鉄 ,  抵抗感 ,  避難経路 ,  避難行動

分類 (1件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (17件)：

• 堀内三郎. 大阪梅田Fビル地下階火災における避難行動の研究・第1報. 日本建築学会大会学術講演梗概集, 1978. 1978, 787-788
• 北後明彦. 建物火災における避難行動事例の類型化及び規定要因の構造. 日本建築学会論文報告集. 1985, 347
• SIME, J. Mapping People's Movements in Emergencies : a hotel fire example. Environments in Transition (Proceedings of IAPS 9th International Conference) Haifa (Israel), 1986. 1986
• 林広明. 建物内T字路における避難経路選択に床面照度および通路幅員が与える影響. 日本建築学会計画系論文集. 1997, 498, 1-6
• 横山秀史. 避難行動シミュレーションによる大規模地下駅の避難安全性解析. 日本建築学会大会学術講演梗概集. A, 1994. 1994, 1523-1524

タイトルに関連する用語 (5件)： 地下鉄駅 ,  空間構成 ,  放送内容 ,  初期 ,  避難行動