文献
J-GLOBAL ID:200902212368813850   整理番号:08A0456497

担子菌糸状菌類によるセルロースの分解

Degradation of cellulose by basidiomycetous fungi
著者 (2件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 501-521  発行年: 2008年05月 
JST資料番号: W0860A  ISSN: 0168-6445  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
セルロース分解に担子菌が使う酵素系の組成と生化学的性質および酸化還元,ラジカル-生成系の役割につき論じた。セルロースは植物細胞壁の主な高分子成分で,世界中で最も豊富な多糖類かつ重要な再生資源である。担子菌糸状菌類は最も強力な分解者である。なぜなら,多くの種がセルロースの豊富な枯木や木屑上で生育する。糸状菌のセルロース分解系は細菌の複雑なセルロース分解系とは異なる。セルロースの分解に,担子菌は一揃いのセルロース分解酵素を用いる。典型的には,エンドグルカナーゼ,セロビオヒドロラーゼ,およびβ-グルコシダーゼからなる。ある種では,セロビオヒドロラーゼの欠如をこれら両酵素の性質を組み合わせたプロセシングエンドグルカナーゼで代替する。更に,ヒドロキシルラジカル生成系がセルロースを含む幾つかの植物細胞壁成分の分解に関係する。それはセロビオースデヒドロゲナーゼ,キノン酸化還元循環あるいはグリコペプチドによるFenton反応に基づく。単一糸状菌種による完全セルロース分解複合体は,典型的には上記機構の一種以上から構成される。セルロースを炭素あるいはエネルギー源として利用に寄与し,迅速な基質集落形成を確かにすべく分解する。セルロース分解の効率と調節は,木材腐敗性,木屑分解性の菌根あるいは植物病原性糸状菌と酵母間で異なっている。それは各群の生理学と形態学におけるセルロース分解の果す役割の違いに基づいている。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
多糖類  ,  酵素一般  ,  酵素生理 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る