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J-GLOBAL ID:200902212569267390   整理番号:09A0386655

DNAポリメラーゼηとの相互作用はヒト細胞でのREV1の核蓄積および自発的変異抑制に必要である

Interaction with DNA polymerase η is required for nuclear accumulation of REV1 and suppression of spontaneous mutations in human cells
著者 (11件):
資料名:
巻:号:ページ: 585-599  発行年: 2009年05月01日 
JST資料番号: W1339A  ISSN: 1568-7864  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ヒトPolηをコードする遺伝子の欠損は遺伝性癌傾向症候群である変異型色素性乾皮症(XP-V)に帰結する。PolηはUV誘導損傷後の効率的で正確な損傷乗越えDNA合成(TLS)を触媒する。Polηに加えて,ヒト細胞はPolι,Polκ,PolζおよびREV1のような複数のTLSポリメラーゼを有する。REV1は他のTLSポリメラーゼと物理的に相互作用するが,その相互作用の生理学的意義は不明なままである。ここでは内因性REV1蛋白質を検出する抗体を開発し,ヒト細胞が細胞あたり約60000のREV1分子とPolηを含むことを見いだした。非照射細胞では,異所発現REV1による核フォーカス形成はPolηの同時発現で増加した。重要なこととして,内因性REV1蛋白質はPolη欠損XP-V細胞においてではなく,Polη発現細胞の核のUV照射領域に蓄積した。UV照射はS期およびG1細胞の両者においてREV1およびPolη蛋白質の核フォーカスを誘導し,これら蛋白質がS期中および以外の両者で機能することを示唆する。野生型PolηまたはREV1との相互作用に重要なフェニルアラニン残基置換Polη変異体でXP-V細胞を再構成した。REV1相互作用欠損Polη変異体はUV照射部位でのREV蓄積の促進に失敗したが,(野生型Polηと同等に)XP-V細胞のUV感受性を補正し,UV誘導性変異を抑制した。しかし,興味深いことに,XP-V細胞の自発的変異はPolηのREV1-相互作用欠損変異体によっては部分的にのみ抑制された。このように,Polη-REV1相互作用は,おそらく正確なTLSの内因性DNA損傷通過を促進することで,自発的変異を防御しているが,その相互作用はUV誘導損傷の正確なPolη媒介TLSには不可欠ではない。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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分子遺伝学一般  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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