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J-GLOBAL ID：200902213191422215   整理番号：08A0604719

抗体を用いた植物の成長調節:イムノモジュレーション

著者 (1件)： 鈴木義人 (東大 大学院農学生命科学研究科)
資料名： 化学と生物
巻： 46  号： 6  ページ： 392-399  発行年： 2008年06月01日 
JST資料番号： G0527A  ISSN： 0453-073X  CODEN： KASEAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 抗体の生産によって個体に抗原を捕捉するという能力を与え,その結果として新たな生理機能を与えることをイムノモジュレーションと呼ぶ。植物のイムノモジュレーションの研究例も増加し,その技術的な面に一定の理解が得られてきた。植物ホルモン類の機能抑制による成長調節や,様々な代謝系の撹乱など,遺伝子レベルでの制御に匹敵する効果も示されつつある。多様な認識特性という抗体のもつ利点をいかに生かせるか,イムノモジュレーションの現状と将来への展望を概説したい。(著者抄録)

シソーラス用語： *抗体 ,  免疫グロブリンG ,  *植物生理 ,  フィトクローム ,  ジベレリン ,  植物色素 ,  オルニチンデカルボキシラーゼ ,  澱粉 ,  オーキシン ,  不飽和カルボン酸 ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  単環セスキテルペン ,  ヒドロキシケトン ,  オレフィン化合物 ,  ケト酸 ,  *免疫応答 ,  *免疫修飾
準シソーラス用語： *免疫反応 ,  *免疫調節 ,  IgG

分類 (1件)： 植物の生化学  (EH01050J)

物質索引 (2件)： アブシジン酸 ,  ジャスモン酸

引用文献 (21件)：

• 1) A. Hiatt, R. Cafferkey & K. Bowdish : <i>Nature</i>, <b>342</b>, 76 (1989).
• 2) S. Schillberg, R. Fischer & N. Emans : <i>Cell. Mol. Life Sci.</i>, <b>60</b>, 433 (2003).
• 3) R. Fischer, N. Emans & S. Schillberg : <i>Can. J. Plant Pathol.</i>, <b>23</b>, 236 (2001).
• 4) E. Junich, Y. Suzuki, H.Ohkawa & I. Yamaguchi : <i>FEBS Lett.</i>, <b>550</b>, 179 (2003).
• 5) M. Owen, A. Ganadecha, B. Cockburn & W. Garry : <i>Bio</i>/<i>Technol.</i>, <b>10</b>, 790 (1992).

タイトルに関連する用語 (3件)： 抗体 ,  植物 ,  成長調節