抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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拡張現実感手法を用いた学習支援環境では,1)学習体験の増幅と理解の促進,2)低コストでの学習,3)what if(こうしたらどうなるだろう)による興味付け,4)操作の直感性に基づく学習への動機付け,5)他者との協調的学習を実現できる。本論文では,小学生を対象とした環境問題学習のための学習支援システムとして,i)同時多入力デバイスを用いた学習支援システムEpro,ii)ネットワークコラボレーション型学習支援システム,iii)個人空間と共有空間を統合した拡張現実型協調学習支援システムCorettakidsを紹介した。i)~iii)は複数の学習者がRFID(Radio Frequency Identification)リーダが取り付けられた模型コマを用い,同時多入力ボード上で環境に配慮した都市計画を行える。特に,iii)ではコマの配置に対応したシミュレーション結果を同時多入力デバイス上に投影するので学習体験を増幅でき,個人空間と共有空間の行き来によってすべての学習者が干渉を受けずに作業できることを示した。