抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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透水性が低く,クリープ特性が顕著な堆積軟岩を対象とした放射性廃棄物の地層処分の研究が進められている。著者らは,堆積軟岩である上総層群泥岩層に立地する,深さ50mの矩形断面の立坑と延長35mの横坑とからなる地下空間実験場の横坑において,高レベル放射性廃棄物処分で想定されている竪置き方式の約8分の1サイズの空洞を掘削し,岩盤を40°Cまで加熱する原位置加熱実験を実施した。実験の結果,加熱後40日程度で岩盤温度は全域にわたりほぼ定常となること,加熱によってほぼ全域の岩盤に膨張ひずみ(100~180μ)が発生することなどが確かめられた。今後は,加熱-水-応力連成解析結果との比較検討を実施する予定である。