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J-GLOBAL ID：200902214550337241   整理番号：08A0892488

γ-2CaO・SiO₂含有ケイ酸カルシウム水和物固化体の炭酸化反応とバテライトの生成機構

Carbonation Reaction of Calcium Silicate Hydrates Containing γ-2CaO SiO₂ and Mechanisms of Vaterite Formation

著者 (5件)： 斎藤豪 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  坂井悦郎 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  渡邉賢三 (鹿島建設) ,  盛岡実 (電気化学工業) ,  大即信明 (東京工大 大学院理工学研究科)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 15  号： 336  ページ： 284-292  発行年： 2008年09月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 放射性廃棄物の余裕震度処分,TRUや高レベル廃棄物の地下埋設施設において,コンクリートバリア中の水和物の溶脱が問題となる。これを防止するため,本研究では,ケイ酸カルシウム水和物固化体の炭酸化反応に関し,普通ポルトランドセメント,γ-2CaO・SiO₂,ケイ石微粉末の調合物の水熱合成による固化体を用いて検討した。γ-2CaO・SiO₂と硬化体の炭酸化で生成したバテライトのCa²⁺はともにO^2-について六配位構造をとり,結晶構造的に類似した特徴を有していた。固化体の炭酸化によるバテライトの生成は,結晶構造的な観点からは,トポタクチック反応によりγ-2CaO・SiO₂から生成するものと推測された。

シソーラス用語： *放射性廃棄物 ,  地中埋設物 ,  コンクリート構造 ,  *コンクリート ,  *ケイ酸カルシウム ,  水和物 ,  *炭酸化 ,  炭酸塩鉱物 ,  炭酸カルシウム ,  酸化カルシウム ,  酸化ケイ素 ,  結晶構造 ,  反応生成物 ,  加速試験 ,  熱重量分析 ,  示差熱分析 ,  X線回折 ,  機構 ,  可視化 ,  置換 ,  核間距離 ,  バテライト ,  サイト占有 ,  高レベル放射性廃棄物 ,  試験
準シソーラス用語： 高レベル廃棄物 ,  埋設構造物 ,  *生成機構

分類 (2件)： セメントの性質・分析  (YC05040F) ,  放射性廃棄物  (MB05000Y)

引用文献 (23件)：

• 土木学会. コンクリートの化学的侵食・溶脱に関する研究の現状. 2003, 163
• 横関康祐. コンクリート工学年次論文集. 2002, 24, 555
• 坂井悦郎. J. Ceramic Soc. Japan. 1999, 107, 1246,561
• 坂井悦郎. セメント・コンクリート論文集. 2006, 60, 76
• 渡辺賢三. コンクリート工学年次論文集. 2006, 27, 1, 811

タイトルに関連する用語 (5件)： SiO2 ,  ケイ酸カルシウム水和物 ,  固化体 ,  炭酸化 ,  バテライト