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J-GLOBAL ID：200902214626948024   整理番号：09A0036130

水素を主成分とする炭素系資源改質ガス利用燃焼機器の乱流燃焼促進技術の開発研究

著者 (4件)： 中原真也 (九大 大学院工学研究院) ,  中原真也 (愛媛大 大学院理工学研究科) ,  上田俊二 (九大 工) ,  城戸裕之 (九州職業能力開発大)
資料名： ゼネラル石油研究奨励財団研究報告書
号： 13  ページ： 107-111  発行年： 2008年12月01日 
JST資料番号： L3046A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 純水素や石炭等の炭素系資源改質からの水素を主成分とする多様な混合ガスを高度有効利用する,燃焼機器開発に必要な乱流燃焼モデルと乱流燃焼促進技術を提案した。水素-プロパン二成分燃料混合気を対象とし,層流燃焼速度S_L0を25cm/sに揃え,当量比Φを0.8・1.0・1.2・1.4,混合比δを変化させて燃焼実験を行った。乱流燃焼速度特性,平均局所燃焼速度に基づく乱流燃焼速度モデルの検討,及びレーザトモグラフ法による乱流火炎の局所燃焼速度特性の評価を説明した。その結果,層流燃焼速度を揃えた条件下では,希薄水素混合気に酸素より拡散速度の遅いプロパンを添加すると乱流燃焼速度を悪化させる一方で,過濃水素混合気へのプロパン添加は乱流燃焼速度特性を改善し,そのプロパン混合体積割合が50%程度付近に乱流燃焼速度向上に関して最良値が存在することが明らかになった。また提案する乱流燃焼速度整理式に,光学的手法により直接的に求めた乱流火炎の平均局所燃焼速度を基準値とすると,水素-プロパン二成分混合気の乱流燃焼速度を予測できることが明らかになった。

シソーラス用語： *水素 ,  主成分元素 ,  *炭素 ,  資源 ,  *改質 ,  利用 ,  *燃焼器 ,  *燃焼 ,  促進 ,  *混合気体 ,  燃焼モデル ,  層流 ,  *燃焼速度 ,  比率 ,  混合比 ,  燃焼試験 ,  特性 ,  レーザ ,  トモグラフィー ,  乱流火炎 ,  添加 ,  予測 ,  拡散速度 ,  アルカン ,  *改質ガス ,  当量比 ,  *乱流燃焼
準シソーラス用語： *混合ガス ,  燃焼実験

分類 (3件)： 気体燃料の性質,組成,分析,試験  (YE02020U) ,  燃焼一般  (XE04010W) ,  燃焼装置一般  (PA03010V)

物質索引 (1件)： プロパン

引用文献 (7件)：

• 中原真也, 松田大輔, 城戸裕之, 水素添加メタン予混合乱流火炎の局所燃焼速度特性に関する実験的検討, 日本機械学会論文集, 73-736B, pp. 2579-2586, 2007.
• Masaya NAKAHARA, Hiroyuki KIDO, Takamori SHIRASUNA and Koichi HIRATA, Effect of Stretch on Local Burning Velocity of Premixed Turbulent Flames, Journal of Thermal Science and Technology, Vol.2, No.2, pp. 268-280, 2007.
• Masaya NAKAHARA, Hiroyuki KIDO, A Study on Turbulent Burning Velocity of Hydrogen Mixtures including Hydrocarbon, the AIAA Journal, Volume 46, Number 7, pp. 1569-1575, 2008.
• Masaya NAKAHARA and Hiroyuki KIDO, An Experimental Study of Constructing Turbulent Burning Velocity Model for Hydrogen Mixtures, 43th AIAA/ASME/SAE/ASEE Joint Propulsion Conference, AIAA 2007-5657, pp. 1-11, 2007.
• 中原真也,月川正善, 白砂貴盛, 城戸裕之, 水素添加プロパン予混合乱流火炎の局所火炎伝ぱ特性に関する実験的研究, 日本機械学会熱工学コンファレンス2007, pp. 343-344, 2007.

タイトルに関連する用語 (9件)： 水素 ,  炭素 ,  資源 ,  改質ガス ,  燃焼機器 ,  乱流燃焼 ,  促進 ,  開発 ,  研究